東京国立博物館所蔵、平安時代の銅鋳製の経筒です。

経筒を説明すると経典を納めるための蓋付きの容器で

書き写した経文を容器に入れ地中に埋め 未来永劫へと

仏の教えを伝え、廃れていく事がない様にと願いました。

当時の時代背景には疫病が蔓延し、天変地異や飢饉が続き

社会不安の高まりから寄進とした経筒に安念の願いが

込められたのでしょう。   (重要文化財指定) 

 

     (写真は東京国立博物館よりお借りしました)

 

 

 

 

 

 

高梁川流域の水江の河原で発見した青銅品、銅のサビ 綠青が全体に見られ

歪み 潰れから上流の地から揉まれながら流れ着いた事がうかがえる発見時の

写真です。  

 

 

 

 

 

 

 

見つけた青銅品の表裏の写真、表にはツマミが付けられ そのツマミの周りは

花弁らしき文様が施された 少し手の込んだ細工が見られ、私的には経筒の蓋では

と見ています。

蓋とすれば その下には筒があったはず、筒の表面には寄進した人の名 寄進日や

銘文などが刻まれていた可能性がありますが 蓋よりはるかに重い筒、今も川底に

沈んで今後も発見される事が無いかもしれません。

 

           川底の  ウナギの寝床 価値 知らぬ