※推しが出ているため2.5次元の括りにしています
先月のことですが観劇に行ってきたのでそちらを 実はこの夏、入院・手術などしておりましたので出かけること自体が久々です
観劇したのはこちら↓
THEATER MILANO-Za 観劇日:2025.10.27(Mon.) 13:00
大学時代は英文学専攻でしたのでシェークスピアはまあまあ講義でやったのですが、実際に観に行くのは初めてです
映像と本は見てたけど、やっぱり普段見てる演劇とは一味違う雰囲気ですね
劇の内容もですが、今回は出演者も豪華!
それもあってかいつもより年齢層高めな感じでした
上品そうなマダムがいっぱいいらっしゃった
だいぶ前に『ガラスの動物園』という戯曲を見に行きましたが、戯曲を見る時は少し事前知識が必要かなと
少なくともお話に入る前段の状況理解とか登場人物の関係性くらいはあってもいいかもしれない シェークスピアじゃないけど、『オイディプス』とか予習なく見ちゃうと頭こんがらがりそうよね
とはいえ私も今回、大体知ってるからわかるっしょ〜、などと思って行ったのでした
実際はちょっと忘れ気味でした
リア王の台詞は一つ一つがまるで詩のよう
シェークスピアの特徴として、「弱強五歩格」というものがあるそうです
台詞一行の中で弱い音と強い音を繰り返し、アクセントでリズムを作っていく
訳すに当たってこれを意識されたのかは分かりませんが、長めの台詞でもなんとなく耳馴染みが良いような気がしました
この特徴的なリズム、気になったので舞台後に原文を確認したくなり、図書館で本を借りました まあ、あんまりちゃんとしたペーパーバックみたいなの借りても英語力が追いつかないので多読用図書ですけど
戯曲とかちょっと古典的な物語とかは、簡易的なレベルでも表現が難しいのでなかなか読むのに骨が折れるのですが、
返却期限までもうちょっと頑張って読めたらと思います
今回リア王を演じたのは大竹しのぶさん!
公式ページにもありますが、成人男性を演じるのは初とのこと
最初に登場して割とすぐ、末娘コーディリアとのやり取りでブチ切れる演技があったのですけど、
めちゃくちゃやばいおじいちゃんだった
他の男性陣に比べて声量が弱めかなとか思ったりしてたのですが(失礼)、ちゃんとおじいちゃんだったし、なんとも言えないわからずや感
物語が進むほど、どんどん狂っていく様子もリアル
リア王と一緒に行動していく道化という役がいるのですが、
最初のうち、狂った部分はこの道化が引き受けている なのに、リア自身がぼけて狂ってくるといつの間にかいなくなる
本当不思議な役だなと思っていて この役はなんでここにいるの? という感じだったんですけども、
いなくなったところで誰もそれに触れていないのがまたなんとも言えず
王という立場や権力にしがみついて、娘たちからは厄介者扱いされる老いた父 すべてを取り上げられて手元には何も残らず、ほとんど着の身着のまま雨の中荒野を彷徨うはめになる
人の話を受け入れない老害なこの感じ、現代にも通ずる怖さ
ようやくコーディリアの言う愛に気付いた頃にはもう彼女は動かなくて
悲しいと言うか、虚しいと言うか
やっぱりシェークスピアってすごいんだな
映画の『マクベス』が怖すぎて見れないとか言ってる場合じゃなかった ちゃんとリアルな演劇も観に行かなくては駄目だったな
そんなことを考えてとぼとぼと帰るしかない気持ちになったところで、
カテコで登場した大竹さんがめちゃくちゃチャーミングでちょっと救われた
なんだろうな、あの劇中とのギャップ
つづく
