今年の3月に左胸に異常を感じて、
何気なく先輩に相談してからもう9か月。
乳がんだと診断されたのが4月1日で、
エイプリルフールに嘘ならいいのに、
と受け入れたくなかったことが懐かしくなりつつあります。
その頃は、2011年がどんな1年になるのかと、
不安と悲しみ、恐怖でいっぱいでした。
そんな中で始まった抗がん剤治療、
副作用につらい思いもしました。
でも、今、
化学療法、手術、放射線治療を終えて
振り返ってみると、
なかなかいい1年だったように思います。
病気になってよかったとは、正直思えません。
でも、必死になって支えてくれる人が
こんなにたくさんいること、
病気になってなかったら気づいてなかったかも知れません。
意固地になって、治療中でも仕事がしたい、
術後でもマラソン走りたい、
いろんなことを好きなようにさせてもらってきました。
たくさんの人が協力して応援してくれたおかげです。
看護師として働いていると、
健康であること、
心配してくれる人がいるということ、
治療がうまくいくこと、
これらは当たり前のことじゃないって痛感することがあります。
若くして思いもよらない病気になる人、
身寄りがなく、入院中に誰の面会もなく物品すらそろわない人、
頑張って頑張ってつらい治療に耐えても効果がみられない人、
たくさんいます。
私は、たくさんの人に支えてもらい、
治療もこれ以上ないほど順調です。
自分の足で毎日仕事に行き、
おいしくごはんを食べ、
笑わない日はないくらい周りの人に恵まれ、
明日がくる楽しみがある。
当たり前のようで当たり前じゃないこと、
幸せって何かを、
考える機会をたくさん与えてもらったように思います。
さっきも書いたように、
がんになってよかったかと言われれば、そうは思えませんが、
私が幸せかと言われれば、かなりの幸せ者です。
人生の中でどん底の1年になるかと思った2011年、
振り返ってみると、
印象深い、意味のある1年でした。
知り合いの50代の同病の人が
「50数年生きてきた中で乳がんになったことが一番ショックだった。」
と話していました。
私の2倍の人生を生きているその人は、
私が経験したこともないような苦労もたくさんされていると思います。
それでも、その人の人生の中でそれだけ大きな衝撃だった乳がん。
私は今それを経験したことで、
今後起こるだろう困難にも立ち向かっていけるはずだと
自分に言い聞かせて、
2012年はいろんなことに挑戦していきたいです。
ブログを通じてお知り合いになった方たちも、
2011年、本当にありがとうございました。
みなさんにとって2012年が幸せで溢れる素敵な年になりますように。