ソ連のガレージ扉は・・ | 原型師は燃えているか?

原型師は燃えているか?

見せてもらおうか そのオヤジの奮戦とやらを

全くの旧聞ですが、WFでGUMKAミニチュアズの高田さんからお聞きした話が面白かったので、書き残します。
(高田さんとは模型店時代の常連という意味でも、同業界人としての話もあったりする関係です)

GUMKAではジオラマアクセサリの輸入販売もしているのですが、「ただの木製扉」がラインナップされています。
自作するのがやや面倒だから、便利商品としてあるんだなと思いましたが、お話を伺うと大変興味深い話が・・
品物の画像はこちら。
http://www.gumka.jp/red-iron-models/diorama/
(やはり国家規格のマンホール蓋のデザインも、ロシアンアバンギャルドの臭いが漂ってイイ)

単なるガレージの扉ですが、ソ連時代はガレージの扉は国家規格品で、この一種しか入手出来なかったようです。
で、この扉の寸法にはどのような意味があるのかと言うと、何とT34戦車が入る寸法との事。

つまり、ソ連時代の一般家庭のガレージには、全てT34が入れるようになっていた(せざるを得ない)ようです。
一旦有事となれば、街のあちこちにT34を隠蔽布陣できるようにしたんでしょうね。

38度線に近い韓国の団地は「弾避けの為にある」という事を聞いた時も驚いたのですが(高校が有事には即座に歩兵一個大隊になるように訓練していたとか)、やっぱ暴力革命国家は一歩先をイってますなぁw。