前の学生時代(1986年頃)、私はアニメーション背景科で勉強していました。
アニメの背景は、画用紙にポスターカラーで描くのが基本です。
最近はPCで描く事も多いと背景画家になった同級生から聞きますが、まだ絵の具も使われているようです。
以下は昔の課題作品。
先生の描いた「背景原図」のコピーをもらい、おおまかなアタリ線を鉄筆やボールペンで画用紙にトレスします。
ちなみに、当時はカラーコピー出始めの時期で、カラーは高価なので白黒コピーです。
彩色された見本を見ながら、その凹んだミゾを基準にしつつポスターカラーで塗ります。
つまり課題作品は皆同じ絵になる。。はずですが、使う色味や筆使いはそれぞれですから、結構違った印象になる事も。
以下は当時の落描き。
下描きせずに、いきなり塗っています。
高校の学祭準備で、帰宅が遅くなった時に見た景色を思い出しながら描きました。
夏は無数のトノサマガエルの声が響き渡る高校でしたw。
今は、周りの田圃は全て造成され、住宅地になってしまいましたが。
これは今のベイブリッジアスパム側、昔のタクボート船着き場付近から見える青森駅を思い出して描いたもの。
連絡船乗降口があったのですが、思い出せず適当に描いてますね(;^_^A。
どっちもパースがというか、歪みまくりだしww。
と、背景を描いていたので、景色を見ると絵の具でどう描くか、どの色を混ぜるか考えてしまうクセがついてしまいました。
脳内ペインティング。
会社時代にデザイナーをやっている時は、リキッテックスとエアブラシでこんな商品イラストを描く事も。
パッケージ含む、色指定や写植指定などデザインから版下まで自分でやりました。
学研トイの「デンパチ君」という電動パチンコ玩具の盤面校正刷りです。
今もエアブラシで塗装見本を塗っているので、この経験は役に立っているのでしょう。
大学に入り、また平面を描いてみようかなと思う事もしばしばですが、実現していません。
相変わらず脳内ペインティング(笑)。