火星が紅く夜空に輝く日が続いてますね。
途端に星座熱が復活してきたミーハーな私であります。
そしてかれこれ10年近く前に購入した

ナツメ社の「星座の事典」を引っ張りだして読み直しております。
オリオン座、カシオペア座、さそり座など、北天に輝く大きな星座は有名ですが…。
「南半球の星座のネーミングが面白過ぎる」
ということです。
星座は全部で88あります。
北半球に住む日本人として、そしてギリシャ神話や西洋からの近代文明も北半球由来です。織姫と彦星とや天の川の話も中国由来で、勿論中国も北半球です。
そんな北半球に住む日本人にとって憧れと言えば、まずは何よりも
「南十字星」でしょうか?
沖縄より南で見えることから
「南国に来た~」って旅行時のテンションが上がる材料かと思います。
しかし、その憧れの南十字星は実は
「『南十字星座』という88星座のうちの一つ」
ということです。
そう、航海技術が発達し、北の海から南の海と大陸に進出することになったのは、人類の歴史では極最近のことなのです。
ということは…。
「南天の星座には神話が付属しない」
ということです。
これがどんなにガッカリ…いえ、やっつけ仕事…いえいえ、感想は個人の自由です。
それではお待たせしました。
南天に輝く代表的な15の星座を五十音で列挙します。
インディアン座
かじき(旗魚)座
カメレオン座
きょしちょう(巨嘴鳥)座
コンパス座
テーブルさん(山)座
とびうお(飛魚)座
はえ(蝿)座
はちぶんぎ(八分儀)座
ふうちょう(風鳥)座
みずへび(水蛇)座
みなみじゅうじ(南十字)座
みなみのさんかく(南三角)座
りゅうこつ(竜骨)座
レチクル座
です。
この中でカメレオン座、八分儀座、風鳥座、テーブル山座の4つは、完全に日本からは見えません。
カメレオン座は爬虫類のカメレオン。
風鳥とは尾の長い鳥で「極楽鳥」とも呼ばれます。
八分儀とは昔の地球儀で、球体を八等分したものです。
そしてテーブル山とは…。
「南アフリカケープタウンに実在する山」
です。
天文学者ラカイユは南アフリカのテーブル山のふもとで三年に渡り観測し、滞在した記念に星座として命名したとのことです。
う~ん、聖闘士星矢や星座占いとか、モチーフにしにくいですね(笑)。
続