ママ達が作る官僚天国2 教育学の視点から | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

戦後の日本の教育は間違いなく

「企業戦士養成所」

です。
そしてその内容は

「平均化製造システム」

です。

残念ながら日本の教育システムは、農業や漁業、そして自営業を将来の目標とした教育でないのは明らかだと思います。

その顕著な例が「日曜参観」「父親参観」です。

これは明らかに日曜日が休みのサラリーマンと公務員の家庭を前提としています。
日曜日に休めない自営業の家庭に生まれた子供は、自分の家がサラリーマン家庭でないことを、幼少期には悔しく思ったかもしれません。

思えば私が小学生時代の30ほど前には、家がパン屋の男の子を、
「お前の家のパンは~」
とか、小児科医の女の子の家には
「お前の所の先生は~」
と、囃し立てる材料にしたものです。

しかし、そういう行為をすれば、担任の先生からこっぴどく叱られたものです(涙)。
でも、当時の恩師達は、必ずお説教の中に

「○○君の家のパンのおかげで~とか、△△さんの医院のおかげで~という例え話を用いて、『社会とはそうやって成り立っている』」

という内容を含めて教えてくれていたと思います。

それにしても、幼い頃は囃し立てる材料にしてたけれども、自営業の家庭の方が、サラリーマン家庭よりも裕福なのが一般と知ったのは随分後になってからです(笑)。

思えば会社勤めのお父さんは、ご近所さんに直接働いてる姿を見られることは稀ですよね。
その家庭の少年達は「自分は安全」だからこそ、「自分と異質な物を排除したがる」ってなるのは当然だと思います。
その衝突の後に学び理解することが重要であり、何でもかんでも「ケンカは駄目」 「いじめは駄目」で一括すると、疑問を抱く衝動、感覚や感性まで摘み取るかと思います。

思えば小学五年生の社会科で、「第一次産業」「第二次産業」「第三次産業」の分類を習った時、担任がクラスの子に色んな職業を発表させ、「第何次産業」に該当するかを先生が回答する、という授業がありました。
いわゆる会社員も第三次産業従事者で、広義での「商売人」に該当すると知った時は軽い衝撃でした。
クラスの可愛い女の子は「先生、芸能人は?」と質問したら「サービス業なので第三次産業です。」と、説明してたことは鮮明に記憶してます。
優等生?だった私は、「銀行員は?」と質問して、一瞬先生はう~んと唸り、「あれは金融業と言って…」と解りやすく説明出来るか戸惑ってことを憶えています。(続)