ママ達が作る官僚天国 1 現代社会の視点 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

哲学と小説をブログに書き続けて6年半以上が続きますが、あらゆる方面から検討した結果……


「日本の公務員天国と、いわゆる『ママ友社会』は類似点に留まらず、密接な相関関係がある。」

ということです。

第一にその根幹となるのが

「学歴社会」

第二に

「父親の教育不参加による母親偏重の教育」

です。

私はこの二点が、深い深い闇が蔓延する日本の官僚主義社会を「作り続けている」と思います。

「東大は官僚養成所だから~」

という一義的な大衆弁論をするつもりはありません。

私が強く言いたいのは、お役所仕事を反射的に批判する主婦層達も、

「やってることは同じだよ。」

と言いたいのです。

公務員と主婦層の類似を表現する最適な揶揄があります。どちらも流行言葉ですが…。

「公務員は、休まず、遅れず、働かず」

と、

「亭主元気で留守がいい」

です。

そう、どちらも「中身がない」「一生懸命にならない」社会を賞賛しているのですよ。

もっと簡単に言えば、

「お役所仕事に不満はあるし、世の中がこれで良いとは思ってないが、自分の子供が公務員に採用されたら万歳三唱する」

ということです。

学歴が全てでないことは実は誰もがわかっています。
最終学歴を述べれば社会的責任が免除されるわけでないことは誰もが本当は知っています。

受験という脱落を許さないチキンレース。誰もが被害者で誰もが加害者です。
だからこそ「受験『戦争』」なのです。

「それが本当に正しいとは思えない。
→でも、自分だけが抗った所で社会を変えられない。→だから自分も我が子を受験という戦地に送り出す。→せめて我が子が狭き門を突破したら、孫の代には世の中を良くしてほしい……。

結局この繰り返しなんですよね(苦笑)。

そもそもおかしな話ですよ。
試験に合格して採用された官僚の不始末を、選挙で決めた政治家に文句を言うのですから(笑)。
企業の不始末には社長が謝るのは当然として、教師の不始末を知事や文部大臣に謝罪を求めない。

世襲議員を批判するなら、議員は全て筆記試験に合格したものにしますか(笑)。
そう、日本には西洋のような「絶対王制」もなく、中国の様な皇帝を殺した者が一族を皆殺しにして国号を変える易姓革命も起きてません。
「民衆は如何にして、権力者一族から権限を引き剥がすか?」
世界のこの普遍的なテーマも、日本は少し例外でした。(続く)