優秀なリーダーとはどんな人物でしょう?
仕事が出来る人?
部下の育成が上手い人?
奇想天外なアイデアを実行する人でしょうか?
私が大好きな「ホンマでっか!?」の先生方は、理想のリーダーの条件として
「結論を先延ばしに出来る人」
と、
「部下の失敗を許せる人」
の二点が必須と言ってました。
これをTVで視聴してた私は軽い衝撃でした。
そうですね、誰でもリーダーと言えば「即断即決」をして部下に厳しい態度で臨み、ルールの大切さを教える…とイメージするかもしれません。
でも、「結論を先延ばしする力」とはなんでしょうか?
遅れたら遅れるほど、自分や周りが不利益を被るかもしれません。
しかし、私は四十を過ぎて漸く理解しはじめました。
「組織のトップに判断を委ねることって、実はどっちを選んでも大差ない」
ってことです(笑)。
明らかに社会常識から逸脱するようなことは部下が判断しますよ。そしてきっちりと完了報告さえしてくれたらいいんです。
つまりリーダーに必要なのは
「逆風でも大丈夫ということです。」
完璧なアイデア。
完璧なプレゼン。
完璧なマニュアル。
完璧な準備。
完璧な実務。
…それが…完璧な結果にならないかもしれないのが人の世。
トップの判断ミス、部下のエラー。それがなんだというのでしょうか?
「だからどうした!」
と言えるのが真のリーダーと思います。
少しの脱線も許さないのは、
「お膳立てしてあげないと何も出来ない指導者」
になるかもしれません。
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とかく戦後の教育は白黒を付けたがりました。
絶対を求めたがりました。
人間の全てを数値化することは不可能と知りながら、多様性や選択肢の多さを御旗に掲げながら、どうして一種類の価値観で優劣を着けたがるのでしょうか?
ゆとり教育やオンリーワン教育と言われながら、何処かの誰かの模範回答を検索してコピーペーストしてるだけなのかい?
答えを真似たり丸写しすることは昔からあったさ。
でも、今現在の君自身に起きてる出来事には、君自身の考えを聞きたいのだよ。
世間一般の当たり障りのない模範回答なんて聞いてません。
「模範的な心」なんて存在しません。
「君自身の気持ち」は検索してもヒットしませんから。
…こうやって「言われたことだけやる」優劣な官僚様が育っていくんだろうね…。
続く。