スタンダップコメディ
はい、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。
「立ち漫才」
の英語訳です。
関西生まれの私に取って、「立ち漫才」または「しゃべくり漫才」をテレビで観る機会が少なくなってるのが寂しい限りであります…。
バラエティ番組は溢れてるのに、目にするのはドッキリだったり雛壇トークだったり。
しかも、お笑い芸人に求められるのがリアクションだったり、司会進行(の補助)だったりするから悲しいですね。
しかも、私が苛立ちを隠せないのは
「コントと歌ネタばかり」
だからです。
思うにこれは芸人本人達ではなく、業界のカラクリが大きく二つ影響してるかと思います。
一つは「大掛かりなセットの外注」
コントは世界観を表現するのに大道具、小道具、衣装、音響と、メンバー以外の人間が大きく関わります。
思うにここに公共事業ヨロシク大きくマネーが動いてるんじゃないかと思うんですよ。
それがセンターマイク一本で済む漫才だと裏方や外部委託の業者が仕事を貰えないから儲からない。→だからコント芸人を重宝する。と、勘ぐってしまいます。
勿論、真意はわかりませんが。
そしてもう一つ。
お笑いのネタ番組を披露する時に、必ず若い女性アイドルがゲスト席に居て、コメントします。
これは殆どの場合、自局放送の番組宣伝どす。
それは構わないのですが、こういう席上での女性アイドルのコメントが劣悪なんですよ。
立ち漫才を披露したコンビに対して
「センターマイク一本だけでこんな笑わせてくれるなんて!」
……。
……。
いや、それが漫才ですよ…。
多分、小さい頃から歌や踊りやのレッスンが厳しくてバラエティ番組を観たことがないんでしょうね。
だから自分に近いネタにしか笑わないから、無駄に芝居がかった演劇要素が強いコントや、内容よりも歌唱力重視のネタでしか笑わない。
そして女性アイドルが司会者に一推しのお笑い芸人を聞かれたら、
「絶対に同性の女性芸人の名前しか言わない」
または「トリオ芸人」の名前しか挙げない。
一人、また二人組の男性の名を挙げて誤解させないことが徹底されてます。
もうね、「事務所からこう言え」って感じがものすごく茶番劇で(笑)。
最後に森田一義は上手いこと言ってました。
「芸能界は人見知りじゃないと成功しない」
と。
照れや恥ずかしさとかを感じない人は、観衆を感動させれないかと。