おとことおんなとおわらいと 2 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
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等身大のプリンセス

今日は創作から男女の違いを述べたいと思います。

あるサイトで、「漫画における最大のフィクションは、『中途半端な不細工』が存在しないことだ」とコメントしてるユーザーさんがいました。
私は、なるほど!これは真を言い当ててると思いました。
勿論、容姿で他者の趣味嗜好をどうこう言うつもりはありません。
ただ、漫画のわかりやすい技法として、不細工なキャラクターはあり得ないくらいに醜く描かれるのです。

日本の漫画における不細工キャラクターといえば、真っ先にドラえもんの「ジャイ子」が思い浮かぶでしょうか?
これも漫画の漫画ならではの技法ですね。

のび太くんの不幸な未来を倍加させる為に設定されたキャラクターだと思います。
マドンナに振り向いてもらえない主人公が不細工女性からは好かれる…。
これはもう「昭和」の王道かもしれません。
サザエさんのカツオくんと花沢さんの図式かな?(但し、花沢さんは体型が…でも、美人かもしれない可能性もありますが)


名作アニメ「タッチ」で、主人公の上杉達也のライバル、勢南の西村勇というキャラクターがいます。

彼はヒロインの朝倉南が好きなのです。
そう、アニメに詳しくない人でも知ってる、あの「南ちゃん」です。

そしてその西村を慕うマネージャーの女の子も居ました。
これが何とも、関取みたいな女の子なんですよね。
タッチという作品に対して、あまりにも誇張が酷くて残念でした。
最終回近くには、西村も、達也と南ちゃんの鉄板ぶりに諦めモードになり、そのマネージャーの女の子に心を開き出すのですが…。

当時小学生だった私は、達也と南ちゃんや完璧超人新田よりも、この西村の心が動き出したシーンが大好きでした。
ただあまりにも相手のマネージャーの子のが…過ぎて、完全に感情移入出来ず「そうい漫画」と観てしまいました。

なお、こうゆうキャラクターが実写映画化されたりした時に、けっこうな美男美女な役者さんがかなり濃いメイクをしてわざと不細工に演じたりするとがっかりしますね(笑)。
また、かなり人気な美人女優さんが、単純に分厚い眼鏡をかけたり、服装や髪型を地味にしただけで「非モテ」を表現するのは、制作サイドの手抜きに思えるのです…。

勿論これは、少年漫画の中ではゴツい力自慢キャラクターなのに、演じてるのは若くて細いアイドルグループの男の子がキャスティングされてた時の同様のがっかり感です。