と、言っても現在放送されてる「平成ライダー」ではありません。
「昭和ライダー」の私が物心つく前の作品達です。
その中でもライダーの魅力の一つ、「アクションシーン」について記述したいです。

はい、仮面ライダー1号です。
初代として「生きた伝説」となったのは、名俳優、藤岡弘さんの尽力が大きいと思います。

藤岡さんの何が凄いって、
「本当に全て一人で演じてるからです!」
変身前のアクションシーン、バイクスタントだけでなく、いわゆる「中の人」と呼ばれる「スーツアクター」さんが居ないのです!
2号ライダーやV3は、変身前のアクションは全てやってたそうです。
V3の風見志郎役の宮内洋さんは、「あのシーンはどうやって撮影したんですか?って良く聞かれるけど、そのまんまやってカメラ回しただけだよ!」
って答えることか多かったと言ってます。
そして怪人や戦闘員との戦い、これは
「大野剣友会」
という団体が撮影協力しています。
はい、大人の事情は(あまり)言いたくありませんが、
仮面ライダーは「東映のヒーロー」なのです!
初期のライダー達のアクションは、時代劇の「殺陣」を基本とし、変身ポーズと口上は
「歌舞伎の見栄を切る」
に由来するのです!
そしてここで重要なのは、初期ライダーの動きは剣術に由来します。現代の剣道ではありません。
剣術とは「自分が斬られない」が動きの基本で、初期のライダー達は
「身体を敵に対して半身で攻撃している」
のです!
それは9号ライダーと言われる

仮面ライダースーパー1まで続きます。
スーパー1は今までのライダーの動きと違います。怪人や戦闘員と正対します。
「それはスーパー1が空手の達人だから」
です。歌も「♪唸る鉄拳・飛竜拳!」って歌詞がありました。
これは放映当時のブルースリーによるカンフーブームに乗っかったからです。
スーパー1に関しては次回の記事で。
なお、ウルトラマンは柔道が基本でしたが段々とプロレスにシフトしました。
そして初代ゴジラの動きは「相撲のすり足」を取り入れたのです。そしてゴジラは「東宝」です