喫茶ロビンフッドの緊急参戦~妖!萌慎艶戯塾 文化祭編2 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

「…本当にありがとう。
何から何まで…。」

「大魔王サタン様と袂を分かってから数百年…。
人間界を徘徊してた不良悪魔の私にチャンスをくださったのはガブリエル様ですよ。
こんなことで恩返しが出来たなどととは…。」

「喫茶ロビンフッドを三界に名を轟かせるほど大きくしたのはバルバトスさんの手腕よ」

「その名前はやめてください。
今は紅茶を淹れ続けるロビン店長ですよ。」

「私もここでは三好真理亜塾長よ」

「店舗とライヴの収益は全額寄付させて頂きます。
しかし、真理亜塾長…。」

「ごめんなさい、もう少し意地を張らせてよ…。」

「…結局は私とバハムートは似てるのかもしれませんね、ガブリエル様も…。」
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文化祭一日目は大盛況に終わり、二日目は喫茶ロビンフッドの臨時出店と、そこのウエイトレスさんの二人組ユニット「UN★でっど」の特別ライヴが行われた。
喫茶店ロビンフッドと「こちら側」を知る人間のお客様のみ事前告知されていて、私達は自分達の保護者や卒業生以外の来店に緊張したが、同じ様に模擬店やお化け屋敷を楽しんでくれて安心した。
そして…。

「それではこれが最後の曲です。
卒業したら人間界に出る娘、妖精界に留まる娘、様々な道を選ぶでしょうけど、若いみんなが大人になっても、この塾で過ごした思い出を忘れない為に…。
聴いてください。
ZONEさんで、
secret base~君がくれたもの~です!

「君と夏の終わり
将来の夢
大きな希望
忘れない
10年後の8月
また出会えるのを信じて
最高の思い出を…

出会いは
ふっとした瞬間
帰り道の交差点で
声をかけてくれたね
「一緒に帰ろう」

僕は 照れくさそうに
カバンで顔を隠しながら
本当は とても とても 嬉しかったよ
あぁ 花火が夜空 きれいに咲いて ちょっとセツナク
あぁ 風が時間とともに 流れる
嬉しくって 楽しくって 冒険も いろいろしたね
二人の 秘密の 基地の中
君と夏の終わり
将来の夢
大きな希望
忘れない
10年後の8月 
また出会えるのを信じて

君が最後まで
心から
「ありがとう」
叫んでいたこと
知っていたよ
涙をこらえて
笑顔でさようなら 
せつないよね
最高の思い出を…」
沙代理さんの歌声と明日香さんのピアノが切なく静かなバラードを奏でる中、それに釣られて勝手にステージに上がって踊り出したのは二号生筆頭の雨野うず女さんだった。続