反!透明 続編(志磨子の悪のり) | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

「司令本部から斥候班へ。」

「はい…。こちら斥候班、ex-69sです。」

「ex-69sか?何故、定時連絡をしない?身の危険でもあったか?」

「あら、その声はp3-vaちゃん?
今日は貴女がオペレーターなんだ?」

「呑気な声を出してる場合じゃない!
でも…無事で良かった。
幼なじみの君に困難なミッションを任せてすまない…。
私は反対したのだが…。」

「ううん、私は誇りあるこの使命を自ら志願したんだよ。」

「遺伝子搾取は成功したんだろう?
ならば早く帰ってこい!
傷は大丈夫なんだろう?」

「ええ、その怪我のおかげで三次元人と親しくなれて、遺伝子搾取の任務に成功したわ。」

「じゃあ、早く帰ってこい!
早く生物兵器を完成させて、三次元世界に撃ち込まねば…。
二つの世界は繋がってる!
環境破壊の影響は私達の世界にまで及び、もう看過出来ん!三次元人は根絶やしにせねばならない!」

「うん、p3-vaちゃんの言うとおりだよ、でも…。
もう少し任務を続けさせて!もっと良質の遺伝子を搾取するから…。」

「先週も同じ報告だ!
お前にだけ辛い任務を負わせたくない…。」

「ううん、辛くないよ…。
確かに最初は痛かったり、大きさと濃さにむせたりしたけど…。
誇りある任務ですから…。
うん、これは任務ですから…。」

「ex-69s、お前まさか…。その三次元人に惚れたのか?」

「……。」

「……。」

「バ、バカね!充朗(みつあき)くんを好きになるわけないじゃない!
はっきり言っときますけどね、彼は凄く上手で、強くて、仕事にかこつけるのも限界なのよ!」

「はっきり言い過ぎや!
惚れてるやろ!」

「好きじゃないもん!
ただ別れたくないの。」

「だから惚れてるやろ!
素直になりや!
そんなに好きなら、充朗くんも連れて来いや!」

「軽々しく名前で呼ばないで!」

「どこでキレてんね!惚れてるやろ!」

「ヴァー○ンの貴女にはこの喜びはわからないのよ!」

「だから昔からモテ子のお前が選ばれて、地味子の私はオペレーターなのよね!
って放っといて。てか、そんなに搾取が好きなら、その男以外からも搾りや。その方がサンプルになるわ!」

「わ、私に充朗くん以外に抱かれろって?この人でなし!」

「バイオミサイル撃ち込んだろかいって組織に人でなしもへったくれもあるかい!」

「…反乱の名は『愛』!」

「張っ倒すぞ!」