(一部R18指定)反!透明~志磨子の不条理ワールド | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

女「本当にありがとうございました。
このご恩は一生忘れません。」

男「いや…お役に立てたなら…こちらこそ…。
えと…何から聞いていいのやら…?」

女「そうですよね、あなた方の世界の文化と常識なら、とても信じられないでしょう。」

男「無理して危ない国に帰ることねえだろ?俺も嬉しいけどさ、こんなんで良かったらいつでも来いよ。」

女「本当にありがとう。ございます。食文化も、言語の翻訳も祖国で研究してたとおりでした。」

男「ええと、何て言ったっけ?宇宙人じゃなくて…。」

女「はい、その平行世界と言いましょうか…?隣り合わせの空間との間に発生した『次元震』の弾みで空間が繋がり…。」

男「異次元人ってとこか?」

女「はい!そんな感じです。あなたはこの世界の住人の中でも、聡明な方ですか?」

男「生まれてはじめて言われたよ。
君こそ、いい匂い。。
よく言われるだろ?」

女「…そんな…照れちゃいます…。」

男「でも、何で口惜しいことに…。」

女「そ、それは最初に説明したとおり…。」


男「何で君の姿が見えないんだー!!」

女「私も想定外でした。
あなた方の可視光線に対する反射物質が私の細胞の…。」

男「そんなんどうでもいいんだよ!

可愛い声といい匂いの女子に手探りで傷の手当てして、ご飯を奢るだけで感謝されるって、最高だよ!
でも、君が見えない『透明ちゃん』だなんて…。」

女「すみません…。私の祖国でもそこまでの科学力は…。」

男「君が謝ることじゃない…。
謝るくらいなら…。」

女「か、顔…ち、近いです…。」

男「体温もわかるよ…。」

女「恥ずかしい…。汗っかきだから…。」

男「汗?じゃあ、しっかり拭かないと…。」

女「ひゃう…!だ、駄目ですよ…そんな初対面で…。」

男「ほかに君に何のお礼が出来る?
次また会える保証ないんだろう?
ここか?デカイし、柔らけぇ~」

女「わ、わかりました…。
私も嫌じゃないです…。
優しくしてください…。。」


男「きっと顔真っ赤なんだろ?こっちは見えてねえから、君が自分で誘導しろ。
元々わかりにくい場所なんだから…。
ここか…?」

女「…きゃう!そっちは違う方の…。」

男「感度抜群だな?
覚悟いいか?」
***
女「斥候班から総司令へ。
生物兵器製造の為に、三次元人の遺伝子サンプル搾取に成功しましたが…もう少し搾取の任務を続けさせてください」終