※あくまでメモなんだからね!
シトリー…序列12番目の悪魔。
豹の頭を持ち、グリフォンの翼を持つと言われる。
しかし、変身術に長けた悪魔であり契約者の思いのままに魅惑的な男女どちらにも変身出来るという。
シトリーの唯一にて最大の能力は「性愛」であり、契約者が意中の人物を己の虜にするなど容易いことである。
また、シトリーに願えば意中の人物の服を脱がしてくれるという紛れもない「脱衣の悪魔」である。
そして「裸にする」は比喩的な意味も含まれる。
シトリーは性愛を求める契約者ばかりでなく、「お近づきになりたい」という純粋な者の味方でもあり、相手との「共通の趣味」を教えてくれるという。
そしてシトリー最大の秘密は、契約者がシトリー自身との情事を希望するのも可能だが、その場合の代償はゴエティア(魔術書)やエノクの書(旧約聖書外伝)にも一切書かれていないという。
「脱衣の悪魔」「身も心も裸にさせる悪魔」に本気で入れ込んだ者の末路は数千年が経過しても未だに謎である。
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「史香さ~ん!!」
「キャー!熱い!熱い!」
脱衣の悪魔シトリーこと、能代警視の奥さんの梨衣子さんに
「熱波武装解除」の魔法をかけられた史香。
一瞬で火だるまになったと思ったけど…。
救出しようとする天使警官や近藤くんを他所に、史香の身体どころか、周囲に何一つ飛び火しなかった。
史香は火傷一つなく、梨衣子さんの言葉通り、上下の下着姿のみとなり、ストッキングやアクセサリーまで焼き付くしても、下着は煤一つ付いてなかった。
判決通りの「半裸」だった…。
「いやぁ!みんな見ないでー!」
一人の警官が上着を肩にかけてあげたが、シトリーの強大な魔力に誰もが言葉を失っていた。
「誤解しないでくださいまし…。私はね…、『愛』に忠実な者には種族や性別関係なく尊敬してますの…。
ですから、王明くんが私と結婚して直ぐに人間の警官、八神則子との不倫を看過してましたわ。
あの女の法や規則に縛られない『雌の本能』は嫌いじゃありませんでしたわ…。
私が嫌いなのは、お金や権力を手にする為に身体を売る女よ。
でも…史香・フランチェスカ・ディナターレさん。
貴女は王明くんに身体を許さなかったのはお利口さんね♪
でも…その理由が…。」
「駄目!言わないで!近藤くんや他の男の人達の居る前で…。」
「アバズレかと思ってたら、処女だなんて私も驚きよ♪」
「うわぁ~ん」続