皆様こんにちは。ヘヴィノベリストの志磨子です。
いつも「月刊拘束通信」と私の作品をお読みくださりありがとうございます。
このような手記を発表することは、劇的な社会情勢の変化にいつまでも静観を決め込むわけにいかなくなったことをどうぞご理解くださいませ。
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まず、ローティーンの女性読者様からファンレターを頂くことは大変嬉しいのですが、「月刊拘束通信」と私の作品は「R-18指定」ですので、堂々と書店で購入するのは控えてくださいね。
学校も警察も貴女のお母さんも、
「お兄ちゃんの本棚からこっそり借りちゃいました。」
まで完全に取り締まれないから、誠実に職務を実行して販売を拒否した書店員さんに逆ギレしたり、ネットで中傷することは絶対に止めてください。
そのような行いは、貴女と貴女の大切な人達を傷つけるだけでなく、好きで読みたいと思った作品とキャラクターを傷つけることになります。
正直、この件に関しまして、私自身が表現の在り方、創作の在り方を考えさせられるきっかけとなりましたが、この場を借りて私は表明させて頂きます。
「女子中学生が性犯罪絡みで逮捕・補導され、その動機が私の作品への憧れと模倣だったとしても、私は自分の作品に対するスタイルを変更する気は一切ありません。
志磨子及び作家仲間の有志連合は、表現の自由の為に闘います。」
しかし正直、ここまでローティーンの女性読者が増えたことは私も編集部も予想外でした。
「R-18で発行してるから」
では言い訳になりません。
編集会議の結果、姉妹雑誌の少女向け週刊誌「メルティ・ウィーク」にて隔週掲載になりますが「志磨子の相談室とお仕置き部屋」を設けさせて頂くことになりました。
年頃ならではのお悩み、年不相応なお悩みに独断で応えさせて頂きます。
そしてまず最初にヘヴィノベリスト志磨子からの警鐘をいくつか…。
1 中学生くらいは不良っぽくて荒々しい男の子がカッコよく見えるかもしれないけど、「Ｓイコール粗暴」なんて間違った認識は止めなさい！
私のえすえむ小説を熟読した子なら、本当のサディスティックは、相手を悦ばせる術に長けていながらも、直ぐにご褒美をあげないテクニックの持ち主ってことがわかるはずよ。
2 命がけで化粧や衣装選びをしたことない女の子が気軽に「整形」なんて言わないの！
足掻いたことないのに安易に言わないの！
この物語はフィクションです。
（終）