雪女~遅すぎた再会? | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

物心ついた時から、私にとって人間関係の煩わしさは常に悩みの種です。
今でこそ生活していく為に妥協と自己嫌悪、そして楽観と希望的観測の毎日ですが、幼い自分は絶望の毎日でした(笑)。

好きなだけ本を読んで大宇宙の神秘を考察していれば幸せだったのです。

鬼ごっこや野球なんてどうでも良かったのです。

漫画やアニメから人生の「教訓」を得られたら他に何もいらなかったのです。

友達は居なくて平気でした。
自分の話す内容を理解出来ない者は必要ありませんでした。
寧ろ、「友達は大事よ」と、無理矢理遊ばせようとする保母さんや幼稚園の先生の方を嫌悪してました。

絶望に明け暮れたある日、私は同じテーマを扱いながらも、全く真逆の表現をされた者に出会いました。

「雪女」です。

「日本昔話」や絵本に出てくる雪女は、それはそれは恐ろしい妖怪で、旅人を食べてしまうと、聞かされていました。

もう一方の雪女は、とてもとても美しい女性でした。

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「うる星やつら」のお雪さんです。
その日本的でおしとやかな振る舞いに、幼稚園児の私は完全に心を奪われました(笑)。

しかし、ここまでならば単なるアニメキャラクターのファンで終わります。
不思議なのはここからです。
私はその夜、絵本でもアニメでもない「雪女」に出会ったのです。

姿は勿論、お雪さんでした。それは都合の良い夢だったかもしれません。
しかし、私はその時、「雪女は気に入った男性を永久に氷漬けにする」ということを

「知っていた」のです!

絵本はただ怖いだけの人間を獲物にする妖怪でした。
「うる星やつら」はとても可愛いお雪さんでした。

でも、気に入った男性と永遠に結ばれる為に、人間の男性を永久に氷漬けにする話は載ってなかったのです。
当時6歳の私は雪女=お雪さんに頼みました。
「人間の世界が嫌な事ばかりなのはもう十分にわかった。
僕を想うならそちら側へ連れて行ってほしい。
僕の想いがわかるなら氷漬けにしてほしい。」
と。
本当に真剣でした(笑)。
でも雪女は笑顔で首を振り、消えて行きました。
そしてこの前、31年ぶりに再会しました。
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ガチャガチャで当たりました(笑)。
今の私は既婚者ですが、このキーホルダーが私を迎えに来るか楽しみで楽しみで(笑)。