初めて小説を書いたのは中学二年生の時でした。
アイルトン・セナをモチーフにしたF1の物語を描いたのが最初でした。
白熱したレースの描写よりも、メカニック視点でレース前夜を描いてたり、ドライバーの引き抜き工作に奔走するフロントとか、
「レースを描けよ!」
と、突っ込まれそうな内容でした(笑)。
次に「佐々木小次郎伝」
ってのも書いてましたね。
これはけっこう本や新聞やテレビの特番とか資料を集めるいい勉強になりました。
単純に武蔵を主人公にしたくなかったのです(笑)。
これも中学二年時に書いてました。
初めてオリジナルらしいオリジナルを描いたのは中学三年の時に、ソビエトのKGBの青年の物語でした。
生物兵器として薬物で強化された肉体でロシア政府に孤高の戦いを挑み、ソビエトを復活させるという、中二病という病の産物でした(笑)。
受験が終わり、高校一年生の時には、王道な勇者の物語も書きましたね。
魔法理論とかも必死にノートに書いてました(笑)。
それでもパーティーの紅一点が「戦士」だったのは「テッペキ!」と同じで、たくましい女性が好きなんです。
主人公の勇者の獲物が剣だから、超重量の槍を軽々振りまわす女の子でしたね。
あとは、フィリピンはマニラの地で亡くなった高山右近の部下と奥方様が、オランダ船に乗り込みヨーロッパで洗礼を受けに行くまでの海洋冒険ロマンとか…。
これはもう完全に「大航海時代」の影響ですね。
中学と高校の前半は、柔道と少年ジャンプとKOEIのゲームさえあれば生きていけました(笑)。
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作品を読んでくださった方の感想で一番嬉しいのは
「どっちを応援したらいいんだ!?」
って言われた時ですね。
バトル物もそうですが、恋愛モノは特に「どっちの事情もわかる」って事を大事にしたいですね。
国家権力が絡んでのバトルならば、わかりやすい「悪」も居るかもしれませんが、個人レベルの恋愛で「悪」はないかなと(笑)。
あっ、これは私がいわゆる「神視点」で地の文が書けず、常に登場人物の誰かの目線からでないと書けない筆力だからです(笑)。
また、創作してて嬉しいのは、話の都合上出した何気ない人物を気に入ってくれた時ですね。
近藤優刑事とかは、初期設定ではこんなに出番が増えるとは思ってなかったです(笑)。
あと、キャラクターが増えて問題なのは「ガヤ」「野次」を誰が言ったか?とか「やられ役」も重要ですね