アイビキ!23~僕と私のお気に入り。 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

「つまり兄の頼朝は源平合戦なんてどうでも良く、真の狙いは両方を支援してる後白河法皇だったと言うわけですね、猶利?」

「そうだよ、浄一郎。『平家にあらずば人にあらず』なんて当時の言葉が残ってるけど、結局は傲れる平家よりも『院政』の方が問題だったんだ。」

「あぁ、子供の天皇に即位させて、引退した上皇が裏で好き勝手やるってやつね。
結局、現代もあんま変わらないね。」

「そうです、源氏と平家が戦っても、『どちらが法皇のお気に入りか』を決めるだけさ。
そこで求めたのが…。」

『せ~の、武家社会!』

「は~い、大正解!グラシャ=ラボラスさん。アイス紅茶のおかわりね。」

「みんな熱心だなぁ。まぁ、悪魔も自分のルーツは誇りするからなあ。
で、檀ノ浦で平家を滅ぼし、不良外国人(当時の中国は宋)を排除し、鎌倉幕府を開いた。この時初めて頼朝は一般の農民を『徴兵』したんだよな?」

「流石は別名、文学の悪魔、カールクリラノースさん。
そうです、あくまで今までの戦は貴族や武家だけの戦でしたが、頼朝が将軍として一般市民を動員しなければいけないほど、日本が日本でなくなる危機だったのです。」

「弟に嫉妬した冷血なお兄さん、ってイメージと違うのね…。」

「頼朝は自分が嫌われた方が仕事を進めやすい、って打算はあったんじゃねぇか?
頼朝を英雄視する流れは、ごく最近の軽い読み物から広がってきてるしな。
だが、思惑通りの頼朝にも想定外の事が起きた…。だな?天狗の坊主?」

「はい、天下泰平も束の間、院政も平家も無くなっても、不穏分子は身内から来た。」

「つまりお前さん達だな?」

「はい、今度は義経を操る僕達ユダヤ人が目の上のタンコブとなった。

開いたばかりの鎌倉幕府を守る為に実の弟を討たなければならなかった。
そして僕達の先祖は…。」

「一部は山伏として山岳信仰を広める修験者として日本中に散り散りになった。

そしてもう一部は古代に伝わる禁断の秘法で本物の『天狗』になることを選んだのさ…。」

「それが今の猶利くん?」

「そう言われてもピンと来ないけどね~。
どうせ僕は生まれた時から天狗だからね。」

そう、人間でない八人が集まった合コン。互いに異種族であることを認めた上で出会い、お話出来てるこの現実こそ奇跡です。
と、なると私達が天使であることを隠してるのが心苦しいです。
四人の男性は私達に会う前から仲良しなのに申し訳ないです