「土地持たぬ者」
この縛りは、厳密には農業による「生産者」以外は全てが該当することになる。
六本木ヒルズで億という金を稼ごうが、サッカーでバロンドールを獲得しようが、富を作っても、命は生み出していない。
土地に根付く命の恩恵を授かる者だけが生産者だ。
ユダヤの農業蔑視は、迫害と流浪の自分達から見た羨望と思います。
豊穣の神「バアル神」はユダヤ教徒のソロモンの悪魔では序列No.1の悪魔です。
そしてキリスト教七つの大罪では「大食」の罪を司る「蝿の帝王ベルゼバブ」になってます。
これは、ベルゼ=偉大なる、バアル=神という意味を、意図的にバブ=蝿と誤訳して罵ったことに由来するそうです。
話を戻すと、遊牧により固定の土地を持たぬユダヤと金融は密接に結びつきました。
「利子」もしくは「商い」とは物を右から左するだけで、自らは何も生み出していないことに、大きな罪の意識を感じるのは古来の日本も一神教文化圏も同じです。
明確に関連付ける書籍には出会ってませんが、大航海時代における海洋貿易の先行投資は、土地持たぬユダヤに巨額の富をもたらしたのでは?
と、思いますね。
西洋文化独特の「謝らない」「白黒をつける」「己の能力をアピールする」は、この辺りに由来するのでは?と思いますね。
ヨーロッパの民間伝承のおとぎ話や妖精や神話の話には、日本と共通する故事がけっこうあるのに、国としては、こんなに違うのはやはり一神教が原因かと思いますね。
なお、ハリウッドは「ユダヤの祭典」と呼ばれるほど、ユダヤが牛耳っていまし(笑)。
都市伝説ではスピルバーグ監督は宇宙人から「宇宙人は怖くないよ」との宣伝を以来された為にSF映画を撮り続けたそうで、依頼主の宇宙人から解放されたから、自分が一番撮りたかった「シンドラーのリスト」を製作したそうです。
そして、アカデミー賞やハリウッドとは一線を引く、もう一つの大企業が「ウォルト=ディズニー」です。
これはアイルランド系企業だからです。
土地は持っていても、非常に痩せた土地しかないアイルランド人が、ユダヤ人と同じく、当時の新大陸アメリカに夢を賭けたかがわかりますね。
アイルランド人のアメリカ大陸への想いは、ディカプリオの「タイタニック」もいいですが、トム・クルーズとニコール・キッドマンが共演した「遥かなる大地へ」もオススメの映画です。
明日は土地由来の経済成長について書きます。