今日が入学式や始業式の方も多かったと思います。
入社式を終えられた読者様をおられますでしょうか?
新年度も始まり、消費税も上がり(涙)、春は何かと慌ただしいかと思います。
そして、春に気温が暖かくなるということは、血管が拡張し、血圧が下がるそうですね。
高血圧が正常になるのは悪いことではありませんが、正常な血圧が下がり低血圧になると、ダルさや寝起きの悪さに直結しますね。
4月は気合いと緊張で乗り切れても、大型連休で休みに慣れ、また仕事や勉学モードに戻すのが難しく五月病…って、ちゃんと理由があったんですね(笑)。
春が眠くてダルいのは、冬モードの身体が変化してる最中だからと『ホンマでっか?』にありました。
で、新生活をスタートされた皆様に、私からデンマークの哲学者セーレン・キルケゴールの言葉を贈らせていただきます。
「反復(繰り返し)―これこそが現実であり、生存の厳粛な事実なのだ。
反復を欲する者は、生きる厳粛さにおいて成熟している。」
「反復が『何か新しいものであるに違いない!』などと一人合点の思い違いをしない人だけが、本当に幸福になる。
そういう一人合点をしていたのでは、反復(繰り返し)そのものに飽きがきてしまうからだ。
期待をするには、若くなければならぬ。
思い出すためにも、若き日が必要である。
しかし、反復を望む為に必要なのは、勇気だ。
期待以外の物を欲しないのは(自分が期待する結果だけ欲しがる者は)卑怯者である。
思い出しか欲しないのは、淫しているのである。(※原文まま。自慰的な空想に逃げ込むと私は解する)
が、反復を欲する者は、男である。(※原文まま。近代では『勇者』『成熟した社会人』もしくは『漢』が相応しいでしょう。)
反復ということを根本的に知れば知るほど、人間としての深さが増す。
反復こそ人生の美しさであることを理解しない者は、自ら首をつったも同じで、くたばる値打ちしかない。」
キルケゴール「反復」より。
はい、イチローや松井秀喜も、『ルーティンワーク』を非常に大事にし、同じ流れで打席に望む『準備』を大切にしていました。
間違ってはいけないのは『保守的になれ』とか『挑戦するな』とか言ってません。
大切なのは、突然のトラブルや、やったことのない新しいことに対応するには、現状を観察し、如何に過去との共通点を見つけ出し、『思い出し、繰り返す』ことが重要なのです。
終わり