今回は多少の残酷表現、性的描写があります。
****
ジョニー・デップ

の様な素敵なおじ様に変身したグラシャ=ラボラスさんは、私のベットに腰掛けて、私の過去の日記帳を読んでます。時々笑い声を上げながら!
今日の日記を書かないといけないのに、集中出来ないです。
過去の何冊もの日記を、物凄い速さで読んでます。
流石は「文学の悪魔」でもあります。
でも…。
「何でえ、最近は鍵つきに変えたのかい?」
「うん、ママもパパも最近、私の持ち物や服装に凄くうるさくて…。
この前なんか私の親友をファッションだけで『不良だ』って決めつけるし!」
「そっか、そりゃ日記帳を鍵つきにもしたくなるなあ。」
と、言いながらグラシャ=ラボラスさんは右手の指を軽く払うと、指が触れてもないのに鍵が…。
「まぁ、俺は気にしねぇけど…。」
「気にしてください!
鍵を壊すこと躊躇ってください!
何で指で触れてもないのに鍵を壊せるんですかぁ~?」
「お嬢ちゃん、質問は一つずつ。
お嬢ちゃんは実の父親の殺害依頼を俺にしときながら、恥ずかしいも今さらないだろう?
そして俺の指先は触れる物全てを切り裂くジャパンのカタナ以上の切れ味を誇るのさ。
かつてロンドンの夜を恐怖のどん底に陥れたジャック・ザ・リッパーの様にな…。」
「ま、まさか、ジャック・ザ・リッパーって、かの有名な『切り裂きジャック』ですよね?
貴方のことだったんですか?」
言葉で表せない恐怖を感じて、学習机の席を立つ。
その瞬間、痛いくらいに手首を握られた。
今まで白いマルチーズだったから安心してたけど、凄い力…。
「それより前の質問に答えなきゃなぁ?『殺人スキルはあるんですか?』って。
じゃ、『俺がジャック・ザ・リッパー』だったらどうする?
『一流ブランド』に安心か?
経歴詐称は重大な契約違反かな?
だがら、お嬢ちゃん自身が確かめな。
こんな風に…。」
「ビュン!」
右手で私の手首を掴んだ彼は、左手で私の身に付けてる全てを切り裂く。
(キャー!)
と叫ぶ間もなく、口を塞がれ、ベットに倒された!
「どうやらお嬢ちゃんには誰かの『死』を期待し、『死』を依頼するだけの覚悟が足りねえ。
恨みを買った実父が死ぬのと、陵辱の限りを尽くされた少女が死ぬのと何が違う?」
そんなのわかんない!怖いです