あくまで魔が挿しただけなんだからね!27 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
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あくまでメモなんだからね!

パイモン

序列9番目の悪魔。
元は天使長ルシファーに仕える能天使(パワーズ)で、ガブリエルやミカエル等の大天使(アークエンジェル)より位は高かった。

悪魔に堕ちてからは美しい少女の顔をした駱駝を操る少年として描かれ、契約者に威厳をもたらし、芸術や科学にも深い知識を授けてくれるという。

近年のフィクションでは「男の娘悪魔」として「萌えを司る悪魔」として大変人気。
だが本来は、はっきりと女性として描かれた数少ない天使であり悪魔である。
これは「堕天のきっかけは人間の女性に恋をしたら」を唱える信者が根強い時代に、女性の天使だと堕天が不自然な理由になるので、少年に変えられたそうです。
しかし、パイモンの女性らしさの象徴までは湾曲できず、その豊かさはフタコブ駱駝に跨がる姿で描かれることで、「彼女」が如何に巨乳だったか想像に容易い。
ルシファーには盲目的に忠実な下僕であり、アビス(奈落)で完全に心を閉ざした時は、何とか気を惹こうと、他の悪魔から芸術や科学の知識を学んだという。

召喚直後は非常に騒がしいが、契約内容をしっかり理解させれば大人しくなる。
これは生来は物分かりの良い子供に、根気良く教えてあげる態度が最も本人に威厳をもたらすことに由来している。
つまり、パイモンが魔方で契約者に威厳をもたらすのではなく、パイモンと付き合うことで、契約満了の頃には、大変威厳に満ちた人間に「なってしまっている」そうだが、真実は召喚と契約に成功した者しか知らない。
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バティンがパイモンを推挙したのは戦闘目的でないのは明白。
余に対して『威厳』を取り戻してほしいのが彼の願望のはず。
ルシファーと同様に、情熱的に余に尽くしてくれることが、逆に人間界では奈々子殿との障害になり、申し訳ない気持ちで召喚は躊躇ってたのだが…。

「いけません、契約内容は是非とも私に…。」

突如表れた黒い影が余を制止する。
バティンが帰ってきたのだ。

「佐田星明様、パイモンには『一連の謎解き』を任せるのです。」

「何?ロストファイブは天界も捜査中だが?」

「我々も天上界も、中世の価値観では敵いません。
打開するのはパイモンの芸術と科学の力です。」
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根気良く契約内容を説明し、パイモンも承諾すると…。

「パイモンには簡単!
久美子はネット上の奈々子が嫌いで、ひったくり犯も久美子も同じ悪魔のサイト閲覧した」