※あくまでメモなんだからね
ソロモンNo.4「降霊術と夢見の悪魔」ガミジン。
起源は大切な人と死別した術者に対して、再会を約束し、降霊術（イタコの様な技）を施してくれる良心的な悪魔であったが、夢見の能力を悪用し、『たとえどんな姿でも、それでも再会したいか？』と質問し、『はい』と答えた術者にわざと幻滅させる姿（戦死した彼なら惨殺された姿、早世の恋人なら年齢が過ぎた姿など）を見せる下種悪魔に成り下がったという。
但しこれは後年キリスト教文化がイタコや夢魔（淫魔）を一括して異教とした背景がある。
なお、文中の良心的な悪魔はスルーで。
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「運命って皮肉ね…。
『佐田くん』は普通の久美子ちゃんに篭絡寸前だったのに、ガミジンが大魔王サタンを殺れる、って功名心に駆られて魔術で奈々子ちゃんに変身したのが運の尽きだったわね♪
おかげであたしは魔力を探知してここにこれたってわけ♪」
「レ…レビアタン？オ前ホドノ悪魔ノ召喚ニ成功スル人間ナンテ？」
「う～ん、勿論、紹介も無しに普通の人間が魔王であるあたしを召喚できないわ♪
でも、正体が同じ魔王の曽根くん達三人がかりで召喚されたら嫌って言えなくてねぇ～。」
曽根だと？ベルゼバブ達が人間の姿で余のアパートに押し掛けてたのは、レビアタンを召喚する為だったのか？
「あいつら口では余に不敬な態度を取っておりながら…。」
「あたしは『強い女と優しい男』にしか興味ない一匹狼のつもりだけど、それでも同じ魔王として、サタン様には下種なハニートラップなんかで死んでほしくないの。
さぁ、レビアたんの魔力でガミジン本体を久美子ちゃんから切り離すから、『佐田くん』はトイレにでも隠れてて。」
「何故だ？私だってブレスレットとチョーカーを外せば人間ながらも魔力が使える。
私も闘うぞ。」
「その心意気はさすが総統閣下さま♪
でも、あたしはこれから『浄化の水蛇』で奈々子ちゃんの姿した久美子ちゃんを縛り上げて、少々手荒に憑依したガミジンを追い出すけど、久美子ちゃんと奈々子ちゃんの霰もない緊縛姿と叫び声を目の当たりにしても、今後バイトに支障ないってなら、どうぞ特等席でご観賞してね♪」
「…バスルームで頭冷やしてきます…。」
「それがいいわ。
本体が現れたら出番譲ったげるから。」
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（約30分後）
「佐田く～ん。出てきたわよ。」
そこには水縄で捕縛された人間の赤ん坊ほどの大きさの悪魔が居た