トルストイは言った。
「幸せな家庭と問われれば、誰もがほぼ一律な家庭を思い浮かべるが、不幸の原因は多様である。」
これが神の唯一絶対と、無数の悪魔に繋がったのでは?
そして多神教の神々が安易に悪魔に置き換えられたのでは?
煩悩は108もあるが、徳は仁、義、信、礼、智、忠、孝、悌。
やってはいけないことに対して、やった方がいいことは少な過ぎる。
行き着くところが「死」であり、「神」との一対一が終幕ならば間違いないかもしれない。
しかし、八百万の神は現世にこそ存在する。
それは幸せも信仰も道のりそのものということ。
「これだけ苦労したから幸せが訪れる」
とか
「これ以上の不幸は無いからあとは幸せが来るだけ」
という発想が不幸なのかも。
天井知らずの幸せを求めるが、底なしの不幸を信じない。
幸せと不幸は時間軸に左右されないということではないだろうか?
一流の軍人もスポーツ選手も、
「負けたことだけでなく、勝ったことも忘れる」
と言う。
今しかないのだ。
大切なのは道のりそのもの。
努力を楽しもう。