創作小説と並行して、モーセを主役とした「出エジプト記」を書こうと思ってしましたが、それより先にエジプトでのデモ及び政権交代で亡くなられた方のご冥福を祈ります。
「旧約聖書を我流に訳す」を書くにあたり、世界史の整理をさせていただくと、モーセの生きた時代は何と紀元前1300年頃の話です!
エジプトを脱出したユダヤ人は流浪し、再びカナンの地(エルサレム)に戻ろうとします。
当然、自分達がエジプトに移り住んでた時代にカナンは別の民族に住まわれてしまってます。
そしてカナンの地を奪還(?)し、ユダヤ人によるイスラエル王国が紀元前1091頃建国されます。
その時の王が有名なダビデ、ソロモンです。
そしてやがて王国は滅び、バビロニアに占領され、ユダヤ人は長き奴隷生活を送ります。
これが前597年の第一次バビロン捕囚。
ギリシャ哲学で「始まりの哲学者」ターレスはこの時代の人間で、彼はこの時代の人間でエジプトに留学経験があります。
それから世界史的なイベントは釈迦が生まれ(前463)、アレクサンダー大王が遠征し(前334)、アジアでは秦の始皇帝が(221)、ローマが共和政治から帝政に移行したのは前27年です。
もうお分かりですね。
イエス=キリストが生まれ育った時代は世界はけっこう、安定した政治と秩序のある世の中なのです。
で、歴史教育もおかしいんだけど、「四大文明」って言い方に驕りがあるような。
メソポタミア(一神教)
ナイル
インダス(仏教)
黄河(儒教)
に各宗派の起源を見ることが出来ます。
エジプト(ナイル)スフィンクスとピラミッドの融合に見られる宗教と民族の融和を全面的に押し出すことで、当時は超近代な文明を誇ったと思います。
スフィンクスはピラミッドより昔で、違う民族が建てたものです。
オリオン座の三つ星に習って作られたピラミッドはひとつだけスフィンクスを避けるように東西南北がズレてます。
また、日本の農耕、弥生時代の始まりはもっと昔との説があります。
それは渡来人が「教えてやった」より以前に大和民族は「知ってた」との発見が次々に出てきてます。
どうも教科書は「農耕は近代的」狩猟は「未開」て決めつけ過ぎです。アステカ、インカ、マヤだって学びたい…。
また近代までの西洋の王候貴族や学者は中国が「キリストや聖書の加護無くして、何故、国家を統一出来ているか不思議だ。」
と本気で思っていたそうですね。