どうしていつも、俺が生徒会室に一人の時に限って、押し掛けられて迫られるのだろうか?
顧問の三好先生や副会長で俺の彼女の京子が不在なだけならまだしも、生徒会には書記も会計も居る。
各クラス委員長や、図書や風紀の専門委員も出入りする。
なのに何故、俺一人の時間を狙って…。
「真田先輩、私じゃ駄目ですか?」
「伊達ちゃん、気持ちは嬉しいけど君はまだ一年生…。」
「子供扱いしないで下さい!
確かに経験はありませんが勉強しました。」
「あぁ、でも…。」
「生半可な気持ちじゃないです!
私は自分の身体を捧げる覚悟は出来てます。
内藤先輩に比べたら貧弱な身体ですけど(笑)。
その次は私ですよね?」
華奢な身体とは対照的な決意を秘めた眼差し。
これが数ヶ月前まで中学生だった女の子の瞳だろうか?
…俺は自分の返事次第で伊達ちゃんを自由に奉仕させられるわけで…。
ってヤバイ!誘惑に負けそうだ。
それはまずい、俺は既に心に決めた人が…。
「内藤先輩の代わりにはなれませんが…。
お役に立ちたいんです。
駄目ですか?真田先輩…。」
「ガラ!」
ドアが開いた!助かった!
「京子!助けてくれ!お前も伊達ちゃんの説得に…。」
「京子先輩の次は私って約束なの!
伊達ちゃんは諦めなさいよ!」
「柳生ちゃん!?」
「真田先輩もどうしはっきり私と言ってくれないんですか!
三好先生だって知ってるの!
話は出来てるから一年がでしゃばらないで。」
「学年なんて関係ありません。
実力勝負です。
それに柳生先輩は相良先輩とイチャイチャしてたらいいじゃないですか!」
「それとこれは別でしょう。
伊達ちゃんだって柿崎くんが…。」
「ここで柿崎先輩のこと持ち出すなんてヒドイです!
私は…。」
「何?」
「学園の為に…。」
「伊達ちゃんが学年一番の成績はわかるけど、私も二年生で一番です。
真田先輩と京子先輩が引退した後の生徒会は私に任せて。三好先生ともその方向で既に調整中なの。」
「私だって立候補します。」
「わかったわ。同門女子サッカー部対決ね。受けて立つわ。」
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「と、ここまでを私、島敦子原作、作画純&愛Loversで漫画で表現したけどどう?続きは私の18禁小説で」
「三人とも別人だろ!
俺ただの腰抜け野郎だし!」
「島先輩、私はもっと後輩想いです!
伊達ちゃんも怒っていいわよ!」
「いえ、私は似てますよ。」