テッペキ!ハイスクール 6 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

練習後 女子ロッカールーム

「えぇ~、11人中7人が彼氏持ち~!?
何やの、そのハイスコア!
確かに先輩方みんな、モデル並の美人揃いやけど…。」

「驚くのはそれだけじゃありませわ、美空ちゃん。
その内四組は部活内恋愛で、今は彼氏の居ない四人のうち、三人は交際経験ありですわ。」

由紀姉の説明を受けて、驚く一年生の大谷美空さん。
改めて紹介されると恥ずかしいな。
確かに優矢くんと付き合ってるけど、別に部活中にまでラブラブしてませんから!
中島主将とは違うんだから!
高坂先輩は片倉先輩が嫌がるから自重してるみたいですけど…。

「うん?そしたら残り四人から三人引いたら、恋愛経験無いの里見先輩だけやないですか!」

「何で私だとすぐわかるですかー!
一年生のくせに失礼ですー!
どうせ私一人だけメガネブスですー!」

「すみません、里見先輩。
でもそんなん思ってません。
『ヴァー○ン+1』やなぁとは思いましたけど。」

「何で新入部員が私のあだ名を知ってるですかー!
真樹ちゃん、こんな一年生より、練習前に話した件ですが…。」

「あぁ、美術部でモデルになる件ね。
いいわよ、ロクに楽器も触らず、私のプライベートな事ばかり聞いてくる連中に困ってたから丁度いいわ♪
面白い話ありがとうね♪」

「あ、あの真樹ちゃん、無理にOKしなくても…。
西九条くんには私の方から断るですから…。」

「うん?やるって言ってるじゃん。
何だ、愛ちゃんがモデルしたいの?」

「そんなこと思ってないですー!
と、とにかく私は伝言しただけです。
あとは二人で勝手にするです!」

二次元大好きの愛ちゃんが真田先輩以外の男子の話をするなんて…これはこれは…。
でも最早「学園No.1」かもしれない真樹ちゃん相手だと…。

「先輩方は色っぽい話ばかりで羨ましいですぅ~。
ウチも恋人ほしいですぅ~」

「大谷さんの好きなタイプって?」

「あ、ウチ、男には興味なくて。例えば柳生先輩とか…。」

「わ、わた、私ですか?
駄目、絶対、優矢くんが…。」

「…てのは冗談で、本命は南部先輩が…。」

「い、いけません…。
浮気など蒼磨様からどんなお仕置きが…。」

「…部内のいじられポジションが既に見抜かれてるです。」

「まぁ、冗談はさておき、武田主将みたいにストレートな男性がええなと思いますぅ。」


「…良かった…。」
と小さく一年生の伊達さんが呟きました。