4月16日(木)五時間目
♪
アニメじゃない(アニメじゃない)
アニメじゃない(アニメじゃない)
本当のことさ。
誰もが寝静まった夜
窓から空を見ていると
とても凄いものを
見たんだ(見たんだ)
大人は誰も笑いながら
テレビの観すぎと言うけど
僕は絶対に絶対に
嘘なんか言っちゃない
常識と言うメガネで
覗けない世界を
忘れちゃいけないよ
夢を忘れた古い地球人よ
アニメじゃないアニメじゃない
不思議な世界
アニメじゃないアニメじゃない
現実なのさ
アニメじゃないアニメじゃない
素敵な世界
アニメじゃない(アニメじゃない)
アニメじゃない(アニメじゃない)
本当のことさ
本当のことさ♪
機動戦士ZZガンダムOPより
新学期から一週間が過ぎ、今日の五、六時間目は新入生相手の文化部の部活紹介です。
宇都宮真樹ちゃんは、女子サッカー部では無く、軽音部として熱唱することを選択したです。
部紹介のレベルを超えた、文化祭並の真樹ちゃんのパフォーマンスに一年生だけで無く、二、三年生も大熱狂したです。
ハードロック大好きの真樹ちゃんは、アイドルソングで気を惹くことはしないと思ってましたが、まさかのアニソンとは…。
これでは私の漫画研究会の入部希望者まで持っていかれるかもです。
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放課後 練習前
「まさか、宇都宮さんがあそこまでガチ勧誘に行くとはね。
あたし達も負けてられないわ。
女子サッカー部が発足して半年。
ここでどれだけ一年生を勧誘出来るかで、北条学園女子サッカー部の未来が決定すると言っても過言じゃないわ。」
中島主将は気合い入りまくりです。
「島ちゃん、原稿出来てる?」
「ええ、勿論よ。
あとは明日、瑞穂がこの通りのセリフを言って技を披露するだけよ!」
早速、原稿に目を通した高坂先輩は…。
「こ、こんな事を言えるわけ無いだろう!」
高坂先輩の顔が真っ赤になったです!
島先輩のことですから恐らく…。
続けて原稿を読んだ、中島主将に山名先輩、最上先輩は大爆笑してたです!
「凄いよ、島ちゃん!流石エロ小説家志望!」
「失礼ね!ヘビィノベリストよ!」
「士郎!彼女が恥ずかしい目に合わされるぞ!助けろ!」
「ごめんね、瑞穂。
僕は『男子サッカー部』だから無理。」
「京子!副会長として、破廉恥行為を取り締まれ!」
「ごめんね~、私は書道部の勧誘が忙しいの~。」
「裏切り者!」続