テッペキ!ジャーニー 26 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

夜 602号室


高坂先輩と片倉先輩がそういう仲になってくれたおかげで(あくまで外側からの雰囲気です)昨夜の様な男女交えてのお泊まりは無くなってくれて一安心です。

私は二人が仲良くなってくれるのは嬉しいですが、真樹ちゃんは…。
同性の高坂先輩に憧れ以上の恋愛感情を抱いている宇都宮真樹ちゃんは、片倉先輩との急接近をどう思ってるか謎です。

高坂先輩が部屋を出て夜の自主トレをしてる間に気持ちを聞いてみたです。
すると…。

「うん、そりゃショックが無いって言えば嘘になるけど…。
私じゃ高坂先輩が傷ついて一番苦しんでる時に何も出来なかったし、片倉先輩なら優しいし、すっごく強いし、京子先輩が居た真田先輩よりも全然OKよ!
まぁ私が決めることじゃないし、片倉先輩の気持ちもあるからどうなるのかなぁ~?
あっ、私が高坂先輩を好きな気持ちは変わらないよ。
よっぽどいい男か女が出てこない限りね(笑)。
あっ、じゃあ先にシャワー使っていいよ~。」

「は、はい、ありがとうです。」

…たくましい真樹ちゃんでした…。
しかし、この期に及んで片倉先輩が高坂先輩の気持ちを断るとは考えられないのですが…。


「フゥ、勝利の後は疲れがあっても身体が軽く感じるな。」

高坂先輩が戻ってきたようです。
試合があった日でも自主トレを欠かさないのはさすがです。
そして傷ついた様子も片倉先輩のことも表に出さないのはさすがです。

「あ、高坂先輩、駄目です!
お風呂は今愛ちゃんが…。」

何だか脱衣場あたりが騒がしいです。

「私は構わん。
どうせ女同士だ。
汗を直ぐに流したいし、普通のホテルのバスルームよりこのホテルは広めだから問題なかろう…。」
ちょ、ちょっと待つです。
いくら女同士でも恥ずかしいです!
真樹ちゃんが制止してくれてる間に早く上がらないと…。


「何なら宇都宮、お前も一緒に三人で入ろうか?」

「え?私もですか?狭いけど…。はい!喜んで!」

「真樹ちゃんの裏切りモノー!」

は、早く出るです。

「里見、入るぞ!」

「愛ちゃん、私も失礼しま~す。」

「あぁ、待つです。」

ま、間に合わなかったです。
完全に私の生まれたままの姿を二人に見られたです…。

「さ、里見…?」

「愛ちゃん、ウソ?デカイ…。」

「お、お前がまさかそんな立派なモノを…。」

「は、はい…一応Eです…。」

『裏切りモノー!』
り、理不尽過ぎるです