「自分一人が強くて部隊は強くなるの?」
です。

張飛は武勇に優れてますが、
「個人の槍働きと兵隊の強さは別では?個人の強さは一騎討ちの強さでは?」
との疑問がありました。
それを解決してくれたのは陳舜臣先生の著書で、
「兵隊は烏合の衆だから将軍が強いと士気が揚がる。
また武勇に優れた者は自身の兵の調練が上手い」
でした。
勿論西暦200年代の話ですから中世、近代、現代にも当てはまるとは限りません。
シーザー、チンギスハン、ナポレオン。「強き者が世界を治める」
この単純な構図に「個人の武勇」がどこまで当てはまるでしょうか?
少なくとも曹操、信長は自身の武芸にも秀でてて、ヒトラーはその対極にあったはずです。
「強き者が統治者」
の構図はキン肉マン

で顕著になり、ドラゴンボールで確立されました。

キン肉マンは後に
「地球や宇宙の危機を全てプロレスで解決する。」
って最もな突っ込みを受けます。
キン肉大王が宇宙最強で宇宙を統治する。
しかし、
「大王がその都度リングに上がるのか?」
って思います。(勿論、子供の頃も今も大好きな作品です。)
ドラゴンボールはそれを超越した
「個人の強さが移住環境に勝る」
との単純明快な図式で
「支配者の強さ」
を絶対にしました。
私見では「死者が甦る」と「星を破壊する」と「フリーザの宇宙空間で生きれる」はやめて欲しかった。
で、何を訴えたいかと言えば
「世界はバランスで成り立っている。」
ってことで、幾人かの特殊能力者だけで世界は変わらないってことです。
その点鋼の錬金術師

と魔法先生ネギま

は能力者による政治的な統治により、秩序立った社会が成立しています。
ガンダム等の「パイロット」は機体の供給を所属団体に依存しますから上手く出来てるなあと思いました。
フィクションでは無く、地球を一個人が統治する時は来るのでしょうか?