以下は2012年7月12日の記事の再掲載です。
昨日三人のブロ友さんがこの詩をUPしたので私も。
****
人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。
あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。
目的に達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。
善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。
気にすることなく、し続けなさい。
あなたの正直と誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい。
あなたの作り上げたものが、壊されるでしょう。
気にすることなく、作り続けなさい。
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく、助け続けなさい。
あなたの中の最良のものを、世に与えなさい。
けり返されるかもしれません。
でも気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。
「本当のクリスマス」収録マザーテレサの言葉より。
この詩を読んでとても元気をもらいました。
キリスト教がどうとかでなく、宗教、思想を越えて、少しでも多くの人に知ってほしいと思いました。
何かを成し遂げる人って、振り返らないんだなって思いました。
過去を気にしすぎる自分を反省し、思いを貫く大切さを知りました。
話は変わり、マザーテレサは思想学上は
「利他主義」の代表とされることがあります。
勿論、マザーがその思想をスローガンとして行動したわけではありません。
しかし、自分よりも遥かに他者を大切に思いやる、その志は世の中のどんなに有名、著名な男性よりも「利他主義」です。
人の幸福の為に生きたマザーテレサは間違いなく利他主義者だと思いますが、利他主義者は、自ら「そうだ」とは名乗りませんよね。
そして上記の詩にあるように、それ自身がマザーの幸福なので、他者から
「お前は偽善者で利己主義だ」
と言われれば、「そうです。」ってことになってしまうのです。
他者の幸福が自分の幸福である為に「利他主義」はその思想そのものは弁証法的にしか証明出来ないことになります。
まぁ、マザーテレサ自身が最初からそんなこと望んでないのですが…。
偽善者と言う方も言われる方もマザーテレサを見習うまで行かなくても、上記の詩を誰もが心に受け止めてほしいと思いました。