結局は形式ばったキリスト教と、本質を知らぬまま説法する牧師への痛烈な批判をテーマとしてたんだなと、自分なりに理解しました。
わからないまま読み終えたので二回目をノートに書きながら読もうとしてたら、本作中で一番的を得てる言葉が最初に書いてました(笑)。
「たとえ医学の知識に優れていても、病床で活かされなければ意味がない」
と。キリスト教を、聖書を熱心に勉強しても、大衆の役に立たないと意味がない。
と言ったところでしょうか?
「ノーベル賞よりも患者の命」
と言ったところでしょうか?
これは大乗仏教と上座仏教の対決に似てます。
教義を簡単にして、沢山の人達を救うのか、苦しい修行で真理の追究に挑んだ者だけが讃えられるか?
ですね。
キルケゴールは万人に役立つキリスト教を求めたようです。
そして前回から記述してます神学論ですが、
わたくしなりの結論は、
「ユートピア、理想的社会とは、
全ての人間が医者になり、
全ての人間がノーベル賞を授賞すること。
さすれば神に通じる。」by SPA-k
と何とか解釈しました。

将来の名医に乾杯!?