「死に至る病」を読破しました。 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

何とか読み終えることが出来ました。

結局は形式ばったキリスト教と、本質を知らぬまま説法する牧師への痛烈な批判をテーマとしてたんだなと、自分なりに理解しました。

わからないまま読み終えたので二回目をノートに書きながら読もうとしてたら、本作中で一番的を得てる言葉が最初に書いてました(笑)。

「たとえ医学の知識に優れていても、病床で活かされなければ意味がない」

と。キリスト教を、聖書を熱心に勉強しても、大衆の役に立たないと意味がない。
と言ったところでしょうか?

「ノーベル賞よりも患者の命」
と言ったところでしょうか?

これは大乗仏教と上座仏教の対決に似てます。

教義を簡単にして、沢山の人達を救うのか、苦しい修行で真理の追究に挑んだ者だけが讃えられるか?
ですね。

キルケゴールは万人に役立つキリスト教を求めたようです。

そして前回から記述してます神学論ですが、
わたくしなりの結論は、
「ユートピア、理想的社会とは、
全ての人間が医者になり、
全ての人間がノーベル賞を授賞すること。
さすれば神に通じる。」by SPA-k

と何とか解釈しました。

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将来の名医に乾杯!?