「満足する勇気を持ちなさい。あなたは存在するだけで既に完璧なのです。」
と、学生や若い社会人に声を大にして言いたい。
日本の教育の直線的な結果重視主義では、学ぶ喜び、働く喜びを得るのは難しいと言うのがわたくしの見解です。
「学生時代に戻りたい」と思う方は沢山いるでしょう。
しかし、一年、365日楽しいばかりの学生時代では無かったのでは?
自分は小学生の時に先生から
「言われた事しか出来ないなら幼稚園に戻りなさい!」
とクラス全員に向かって言われた事があります。
しかし、幼稚園の時に既に
「言われた事しか出来ないなら保育園へ戻りなさい」
と叱られてました。
また、社会へ出てからは上司は事あるごとに、
「学生とは違うんだから、パート、アルバイトとは違うんだから」
と言われます。
そして、学生時代はより早く先の勉強をしてるほど重宝がられました。
一年生より二年生、中学より高校の勉強を先取りして予習してる方が持て囃されました。
常に先を予見することは立派な事ですが何処にゴールがあるのでしょうか?
だからこそ私は言います。
満足する勇気を持ちなさい、と。
そうでなければ、振り返ると先ばかり見ていた空虚な自分と対面することになります。
結局、過去も未来も幻想です。
今しかないのです。
未来になればと幻想を抱き、過去に戻りたいと幻想を抱く。
そして振り返れば今を見つめない自分がいる。
これでは生まれた意味を問いかけることさえ出来ないでしょう。
「人間は変わらない。このことは真実ではない。ただ、それを確かめるには人生は短かすぎる」
by ニーチェ
この言葉の意味は、ただ人生は短かすぎると言ってるのではありません。
変わりたければ、確かめる間もなく没頭せよ、と言う意味です。
変わる、変わらないに関わらず、選択した時に未来は開けると言うことです。
大切な事は二度言います。
あなたは既に完璧なのです。