しかし、ソクラテスは死を恐れませんでした。
そして無罪投票してくれた裁判官相手に語ります。
「死には二通りの考えがある。
永遠の眠りか、異世界への転生かだ。」
2400年前から死に対するテーマは不偏、普遍、不変でありました。
そして言います。
「もし、あの世が存在するなら、無実で死刑となった過去の賢者に出会えるなら、死は怖くない。
また、死が永遠の眠りならば、これほどの幸福があろうか?
たとえペルシャの王でさえ、夢ひとつ見ずに熟睡できた夜は数えるほどしかあるまい」
とソクラテスは語ったのです。
勿論、この言葉には弟子のプラトンの美化があると思います。
ソクラテスの有罪が悔しいあまり、師匠を美化して記述してるかと考えます。
自身の著作の無いソクラテスは余計に神秘化されますが、その功績は哲学にとどまらず、計りしれないと思いました。
今でもソクラテスがあともう少し長く生きていればと考えます。

画像は永遠の眠りのその隣にそっと添えたいミッフィーです。
明日からは自分の幼少期をまた少し語りたいです。