善悪とは?最終回 悪人 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

予告通り、今夜は悪人を。

「悪人とは自らの『悪意』を自覚してる者を指す」

中学の時に考えた箴言です。

これは「鬼」の語源「隠」(おん)にも繋がる言葉で、

そもそも鬼は「人の中に住む『隠された醜い心』が鬼」だそうです。

また、不思議と
「鬼の目にも涙」
「泣く子はいねえか」のなまはげ。

等、鬼と涙の関係は深く、やはり悲しみは世間から遠ざけられたようです。

はるかデンマークの哲学者キルケゴールは、辛い時に、
「お前はただ泣き言を言いたいだけだろう」
と繰り返し自分に言い聞かせたそうです。

「喜びに感謝は必要だが、悲しむことはあらゆることから免除されている」byキルケゴール

つまり鬼を見て泣く子の方にも鬼は住んでいる。
無分別に悲しむ方が鬼なのかも知れませんね。

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こんなん大人でも怖いわ(笑)。

明日は「罪」でも書こうかな。