その時代に生きた彼と、同様に紀元前のソクラテスに共感したり、
恋愛観が現在でも通じてたりするのは
哲学の楽しい所です。
本題ですが、当時の移動手段は馬車です。
馬車と言っても干草を運ぶような荷車ではありません。
階段とドアがついたリッチなタイプです。
確か英単語も違うはずですが、その辺りは先生方にヘルプです(笑)
で、リッチな方の馬車には、

こんなイメージ?
凄い不安定な階段が付いてたそうです。
だから昼間はまだしも夜の社交会等では、セレブのお嬢様方は大変苦労されたそうです。
足下が良く見えず、階段を踏みはずさない為には、手を貸す召し使いの胸に飛び込む形になったそうです。

こんなイメージ?
哲学者キルケゴールはそれがやりたい為に伯父からの莫大な遺産があるに関わらず、
本気で召し使いの就職口を探したそうです(笑)。
馬車の御者(運転手)の方でないのもなんか納得。
夜の馬車から降りる婦人を抱きしめられるなら、召し使いの仕事も構わないって …。

寧ろこんなイメージかなぁ?
自分には…無理。
あとキルケゴールは服を着替えず、だらしない格好が
「キルケゴールみたい」と当時の流行語だったそうです(笑)。
この流行語は哲学テキストの解説にあったエピソードですが、実際には男友達の恋の世話の為に彼の服をキルケゴールが見立ててあげて正装させ、自分は彼を引き立てる為にわざと、だらしない格好をしたそうです。
既出の通り、美男子にしか出来ない芸当だよ~!
でも原書読んで良かった。「だらしない」エピソードをそのまま信じる所でした。