再掲載:バンパイア3 不老だけ~2011年8月23日の記事 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

ファイル0102.jpg
今日はアン=ライス原作の映画インタビューウィズバンパイア(小説タイトル夜明けのバンパイア)

に定義されてるバンパイア像に迫ります。

この映画の特徴はバンパイアは不老ではあるが不死ではないと言うことです。

バンパイアが死ぬ理由は幾つかあります。
太陽に当たる
生き血を吸わずに飢え死にする
死んだ血を吸う
寝てる間に棺桶に釘を打って出られなくされる

そして自ら死を選ぶです。

「殺されない限り死なないバンパイア」でも多くは何百年も生きれないそうです。
それは何故か?

「自分だけが年を取らないことに耐えられない」からです。
ほとんどのバンパイアが自分が不老になれば。お気に入りの机や椅子と何百年も生きれると考えるそうです。

しかし、実際には人や物は永久的でなく、自分だけ取り残されることに耐えられなくなるそうです。
では長く生きれるバンパイアは何処が違うか?
ブラッド=ピットはアントニオ=バンデラスに訪ねます。
「バンパイアとしての超越はなんですか?」と。
アントニオ=バンデラス演じる400年生きたアルマンは応えます。
「無関心になることだ。他人にも物にも、自分の周りにも。
そして自分と自分のやったことにさえ無関心になるのだよ」
と応えます。

また、時代の変化の波にも対応が必要です。
音楽とネオンの止まない現代にバンパイアが適応するのは困難だったようです。
しかし、夜しか生きれないバンパイアが「映画の中で」何百年ぶりに太陽を見たと時は涙を流したそうです。
テクノロジーがバンパイアに恩恵を与えることもありました。
バンパイアは食事をしている振りをします。
バンパイアとバレない為にです。
ホットコーヒーが好きだそうです。
飲むのでは無くて、手を温めるのが好きだそうです。
子供をバンパイアにしてはいけません。大人に成長しないからです。

例えバンパイアでも自分で自分の死を決定出来ないと言うことです。

それでもあなたはバンパイアになりたいと思いますか?
それとも限りある若さを満喫したいですか?
私は限りある命を明日を考えることなく燃やしたい。