「嘘」人間固有の能力 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

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このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
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裏切りによって暗殺された坂本龍馬(写真)です。
しかし、龍馬も当時では貴重な写真撮影(『ほとがら』と呼んでた)言う行為の時も懐に拳銃を忍ばせてたので、彼自身もある意味では撮影者や近隣の者に嘘をついてたと言えるかも知れません。
その龍馬が「誠」を掲げた新撰組と敵対したのですから歴史は皮肉です。

アン=ライスの小説に登場する吸血鬼は心を読めます。
しかし「会話」を重視しました。
その理由は
「心は常に不安定である。だからこそ言葉にすることは相手への思いやりと自分への責任である」
と作中のヴァンパイアは述べます。

つまり心意と違っても、相手に対してその言葉を発すると言うことは、野放しに感情をぶつけるよりも誠実かもしれません。

人間だけが嘘をつきます。
人間だけが嘘をつかれたことに腹を立てます。
人間だけが人間を裏切り、
人間だけが裏切りを裏切りと認識できます。

前述の武士道で、武士は主君の為には嘘だってつく。
武士は心の落ち着きの為に茶道や書道をたしなんだ。
と述べましたが、どちらも「素直な人間らしい感情」からはほど遠い所の心境でしょう。

優柔不断は相手への「責任を負いきれない優しさ」と定義できるかもしれません。
最後まで諦めないから「最後に裏切る行為」が発生するのかもしれません。

可能性を最初から捨て去ることが「正直」であり「誠実」ならば、その先に人間の成長はあっただろうか?
自分を騙してそれ以上の成果を残した偉人は沢山いると思います。
「言動に責任
行動に勇気
情動に道徳」
bySPA-k
明日は「予知、予見」を考察したいです