
福沢諭吉は
「天は人の上に人を作らず。
人の下に人を作らず」
と有名な言葉を残しました。
これは人の平等を訴える素晴らしい言葉です。しかし、平等とは何でしょう?
福沢諭吉が本当に訴えた内容は
1 人は平等である。その優劣は学問による結果である。
2 人は等しく学問による成功(成向)の可能性を秘めている。
3 必要なのは等しく学べる場所である
4 学問の結果による優劣が等しいわけではない。
と述べてます。
つまり真の平等は「チャンス」であって「結果」ではないと言うことです。
そして学問のエネルギーとは「欲望」です。
必死に勉強して結果を残した人には欲望があったからです。
しかし禁欲、節制、理性が人間の成向なら欲望のエネルギーと矛盾します。
真の節制とは心の安らかさを追求することです。
競争に勝つことは結果であり目的ではありません。
明日は「自我」に触れてみたいです