
プラトンの弟子のアリストテレスを書こうと思いましたが、昨日アウグスティヌスがプラトンのイデア論をキリスト教に持ち込んだと言うことで、
本日はイエス・キリストについて。
イエス・キリスト
う~ん、間違いなく人間ですよね。キリスト個人は神様ではありません。
(作者注※批判覚悟ですよ勿論)
宗教に興味ある人も無い人も、
1 キリスト自身がこの地球を作って、生まれる命、終わる命は全てキリストの手元から出入りするなんて考えてませんか?
A いいえ、キリストは唯の伝道師です。
「父と子と精霊の御名において」
2 父がキリストで子供は信者て思ってません?
A いいえ、父は神(唯一神、絶対神)を指します。
そして子がイエスです。
イエスは自分の上にちゃんと神を認めてます。
3 イエスは人生のすべて知り尽くした叡知の集結の化身だろうか?
A イエスは30歳で亡くなりました。
悲しいかな人生の晩年を知らないのです。老いることや病んで行くことを知らぬままの「若い主観」の範囲内なのです。
4 イエスはキリスト教の布教の過程で、ユダヤ教を批判し、それ故迫害を受けた。
A いいえ、イエス自身は熱心なユダヤ教徒としてユダヤの選民思想を中から変えようとしました。
教義としてキリスト教を立ち上げたのはパウロです。(しかも生前にイエスと面識ありません。キリスト教ではなくパウロ教ですね。)
5 キリストはパンを増やし、水をワインに変え、盲目の少女の瞳に光を戻す等の奇跡を起こした。
A キリストは一つのパンを分け合う尊さを説いたのです。分け合うことで多数の空腹を満たし、幸福をもたらしたのです。
イエスは積極的な農業指導でブドウの収穫量を例年以上にしました。
イエスはボランティアでライ病患者の保護施設を作りました。
これにより失明する若者が激減しました。
以上が「英雄」キリストの功績でした。
「奇跡を起こしてみろ。お前自身の為に水をワインに変えて大儲けしたらどうだ?
砂からパンを作り、永遠に空腹を満たしたらどうだ?」
と異教徒や悪魔が囁きます。
しかし、イエスは
「人はパンとワインのみで生きるにあらず」
と返答します。
面白いのは「~のみです。
つまり、「パンもワインも必要だけど人生の全てではない」
ってことです。
いやあキリストってリアリストですね。