
(354-430年)アウグスティヌスは著書「告白」で自らの放蕩(ほうとう)や女性関係をカミングアウトしている。偉大なる神父の告白は、多くの信者の心を掴んだ。
思うにこれは教義や教典に対する「信仰」でなく、「読者」の「共感」だったと思う。
現代でも親しまれているこのベストセラーはアウグスティヌス公の「人間らしい不完全さ」にみんな虜になったんじゃないかな?
そして「罪に対して正直であること」が
1「立派な人でも罪は犯す。」
2「正直であることは地位や富より大切」
3「否、正直であればこそ、誰しもアウグスティヌス公のようになれる」
そしてこれが
4「懺悔ブーム」の引金となったと考える。
何故なら思慮深き神父、司祭が数多の一般信者に懺悔を強要するはずがないのだから。