シミの種類を正しく区別しよう!

 

➀前頭部外側(瀰漫性びまんせい:範囲が大きい、広がる)
➁こめかみ-上眼瞼の外側(小斑性)
➂狭骨突出部(小斑性)
➃下眼瞼(瀰漫性)
➄鼻筋部(瀰漫性)

 

ADM(後天性真皮メラニン細胞症)の特徴

-13歳以上(大半は20歳以上)で初めて発生する顔面色素斑で、両側対称型だが偏測性の部分もあっても大きい。
-色味が灰色~灰褐色~濃褐色
-病理組織学的に真皮メラニン細胞を表す。
-症状の変動が少ない。

 

ADMと太田母斑の区別

-最初の発生年齢が太田母斑の場合は15歳未満であるのに対し、ADMの場合は異常が多い(ほとんどは20歳以上)
-下眼瞼の病変が鼻側から内眼角を越えて上岩瞼に至る例が太田母斑でよく見られるが、ADMは存在しない
-上眼瞼の病変は、太田母斑では中央優位または内側優位が多くほとんどが瀰漫性だが、ADMの場合では必ず小斑性が多い。
-太田母斑でも鼻筋部に病変が及ぶ場合があるが、周囲の境界はぼやけて徐々に消えていく。 これに比べ、ADMの辺は上下の境界が比較的明瞭で左右は徐々にぼやけていく独特なリボン状の分布を示す。
-ADMは小斑性が多いのに比べ、太田母斑は瀰漫性が多い。
-太田母斑には眼球メラニズム、口蓋メラニズムが現れることがあるが、ADMでは珍しい。
-ADMの場合、家族間の遺伝で現れることが多いが、太田母斑では珍しい。

 

ADMとシミの区別

-ADMの場合、前頭部病変は両外側で優位だが、シミの場合、中央部または眉毛上部優位の場合が多い。
-また、両外側の額縁でADMは髪の毛のある部位、すなわちヘアラインの内側に侵犯する場合が多いが、シミはヘアラインまでには至らない。
-上眼瞼外側の病変はADMでは小斑性であるが、シミの場合眼窩縁に一致して爪サイズ以上の瀰漫性分布をする。

-狭骨部病変はシミでは瀰漫性、ADMでは小斑性を示すのが一般的であるが、ADMの場合重症例では 小斑性が合体して瀰漫性とみられることも多い。

 

Dr.Songの韓国語コラムはこちらをクリック!

 

 

公式ラインにお問い合わせください☆彡

日本語対応可能ですOK