統計学では、
「平均への回帰」
というものがあるそうです。
よく、子供を叱ると、できるようになった、という体験を元に、ずっと叱り続ける親とかいますよね。
私もそうやって育ってきました。
なので、ついつい育てると思って後輩を叱ってきました。
叱ったあとは、出来るようになると思うからです。
しかし、統計学で「平均への回帰」というものがあると知りました。
例えば、とある人の同じ条件下でのテストの点数が100点満点で
1回目20点
2回目80点
だとすると、平均点は50点。
しかし実験によると、例えば
1回目80点だったとしたら、2回目の点数は、ほとんどの場合には下がるという結果が出ているそう。
つまり、1回目の結果が良ければ次は下がり、1回目の結果が悪ければ次は上がる、それを続けていると、結局平均点の50点に近づいていく、のだそうです。
ここに勘違いがあるそうです。
成績が悪い→叱る→次の成績が上がる
成績が良い→褒める→次の成績が下がる
統計学では、自然なこと、
だけど、これだけ見ると、叱ると点数が上がり、褒めると成績が落ちるように見えます。
私も気をつけよう。
その人の平均点が上がるように努力するしかない。
叱っても褒めても意味がない。
(心の問題なら意味があるかもしれないが)
実力を上げる努力をさせるなら、冷静に分析して努力を続けさせるしかないのだ。
一気に実力を上げるカンフル剤など、この世のはないのだ。
一気に体重落とせないみたいにね。
親に暴力を振るわれながら、しつけをされてきたのは、なんだったのだ。
こういう教育を、今からでも大人にしてほしいものだ。
暴力は連鎖するのだから。
それもお酒の力を借りるとか、一番最低だ。
トランプ大統領は、酒で人生を台無しにした親を見て、自分は酒を飲まないそうだ。
相撲界で今、暴力の代わりにスポーツがあるのだからと闘っている人と、しつけにために暴力を正当化しようとしてる人はいるみたいで、まだやってのかよ、って思う。
勉強ってホント大事。