変わり映えしない道にズーは退屈し切っていた。

  ズー「ストレス発散したーい!」

アン「はぁ?」

そうは言われても当たり前の日々に刺激はそうそうない。さっちゃんは考えてはみるがすぐにアンを見て困った顔をしてしまった。ナミも考えてみるがあてもない旅をしている手前いい案は見つかりそうもなかった。


  その日はもうずっとズーが「ひまー」「つまらなーい!」と言い続けたので、アンがイライラを爆発しそうになった夕方ごろ異様に暑く湿気っている村に着いた。その様子にナミ・さっちゃん・アンは唾を飲んでしまった。

一方、ズーは面白いことがないかとキョロキョロしていた。そんなズーの前に図体がデカく筋肉バキバキの男が現れたのでナミは一歩下がってしまい怖がるナミの手をさっちゃんが握ってくれた。

  筋肉男「おい!ここは喧嘩に勝った者しか入れないぞ」

アン「はぁ⁉︎」

ズーのおかげでイライラMaxのアンは不機嫌に答えてしまい両手で持つような大きい杖を体内から出して魔法を出そうとしてしまった。

筋肉男「おー、「魔法」を使うとは卑怯だなー笑」

その言葉にアンは悔しくなってしまい杖を強く握った。

筋肉男「誰でもいいぜ〜

    お前らなら女でも」

ズー「アンタとやるよ!」

筋肉男「へ〜笑」

「仲間(チーム)」に絡んできた男は失笑し、「仲間(チーム)」が来たことで野次馬が集まり、野次馬たちもそんな発言をしたズーを笑っている。流石にさっちゃんも心配でズーを止めようとしたが、「仲間(チーム)」をリングに案内しようとした筋肉男に向かって不意にズーが殴りかかったので筋肉男は驚いてしまった。しかも威力があるので筋肉男は恐怖で足がすくんでしまった。

ズー「楽しませてよね〜♪」

アン「…あー。」

さっちゃん「これは可哀想に。」

溜まりに溜まっているズーが暴走モードに入ってしまったのでさっちゃんとアンは呆れて、面食らっている野次馬たちを退けて村の中に入って行ってしまった。