ミクロネシアの学校では、「カルチャー」と呼ばれる教科があります。
伝統的な技術や文化を子ども達に教える教科です。
ギルマン小学校のカルチャーは、マユーブ先生が担当しています。
ヤップでは、男性と女性では受け継がれてきた伝統が違います。
そのため、カルチャーの授業は、男子と女子が分かれて授業を受けます。
ただ、ギルマン小学校には、現在男性のカルチャーの先生がいません。
マユーブ先生は、他教科の男性教員に協力してもらいながら男女共に教えています。
今日の1年生の女の子達の授業は「Nuwnuw」(ヌーヌー)作りでした。
「ヌーヌー」は、お花で作られた頭飾り。
オシャレの一つとして、時々町中でつけている女性を見ることがあります。
また、女性が作って、男性にプレゼントするものでもあります。
僕は、まだもらったことは一度もありませんが。
ホームステイ先のミミも上手に作ることができました。
↑ミミと「マユーブ先生」。2つ作ったので、一つ首にかけています。
1年生には、マユーブ先生のお孫さんの「ベッキー」がいます。
↑ベッキーは、休み時間になっても一人で真剣に作り続けていました。
マユーブ先生の話だと、ヤップの伝統は少しずつ失われているそうです。
海外の情報が入るようになり、少しずつ生活スタイルが変化してきています。
そして、畑でタロを育てていた女性が、町で働くようになりました。
技術は、親から子へ、口伝で伝えられてきたものです。
しかし、若い親の中には、伝えることができなくなってしまった人もいます。
だからこそ、学校のカルチャーの授業は大切です。
ホームステイ先のママの伝統的技術も素晴らしいです。
あっという間に、ヤシの葉でバスケットを作ってしまいます。
そんなママでさえ、マユーブ先生がカルチャーの先生として「ベスト」だと言いきります。
地域で一番の技術を持つ先生から教わる子ども達は幸せです。
変化も必要だけれども、失ってほしくない伝統がヤップにはあります。
↑完成した「ヌーヌー」をつけたベッキー。
彼女の笑顔を見て、ギルマンの子ども達はきっと伝統を守ってくれると思いました。
Kammagar!!
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