9月に行ったプレテストの結果から、文章問題が苦手なことが分かりました。
そこで、「問題解決型」の授業を導入することに決めました。
まずは、7年生の「小数の余りのある計算」で行ってみました。
『明日は、かけ算とわり算のテストです。そこで、みんなにプレゼントがあります。
それは、「魔法の赤いひも」です。これを鉛筆に巻けば、いい点数が取れます。』
こんな設定で、問題に入りました。
「2.3mのひもがあります。先生は、0.3mずつ子ども達にあげようと思っています。
何人の子どもにあげることができますか。また、何mのひもが残りますか。」
(問題の数値は簡単にしました。計算練習では、小数第5位まで扱っています。)
①「Understanding the problem」(問題の理解)
子ども達は、英語を話すことは得意ですが、文章を読み取るのは苦手です。
ここでは、全員で問題の意味を考えます。
↑具体的にイメージできるように、2.3mのひもを用意しておきました。
②「Making a plan」(解決方法を考える)
次に、問題を解決する方法を考えます。
わり算を使う、かけ算を使う、モデルを描く、子ども達は3種類の方法を考えました。
③「Carrying out the plan」(方法を実行する)
そして、自分で考えた方法で、問題を解いてみます。
今回は、筆算でわり算を行うと、余りを間違えやすくなっています。
予想通り、わり算をした子どもは、全員間違えていました。
④「Checking the answer」(答えの確認)
それぞれの答えを子ども達に発表してもらいます。
モデルを描いた子どもの答えは、残念ながら大きく違っていました。
2.5mと0.3mの比率を正確に描くことができていませんでした。
わり算を使った子どもの答えは、「7人にあげられて、2m残る。」
8人中、6人がこの答えです。友達と一緒だと安心します。
一人だけかけ算を使った子どもは、みんなと違い不安そうでした。
そして、かけ算を使った子どもに自分の考えを説明してもらいます。
「0.3×7=2.1 2.3-2.1=0.2 だから、残るのは0.2mです。」
ここで、わり算を使った数人の子ども達は、自分の間違いに気がつきます。
でも、自分が正しいと主張する子どもあいるので、授業は楽しくなります。
気がついた子どもに、間違いを説明してもらいますが、一人だけ納得しません。
英語の説明では難しそうなので、特別にヤップ語を使わせますが、ダメでした。
↑そこで、実際に子どもにひもを切らせ、一人ずつ配っていきます。
ひもは、7人分しかないので、納得しなかった子どもはもらえません。
残りのひもを見せると、やっぱり0.2mしかないことを理解します。
その後、今日のポイントをまとめて、練習問題に取り組みました。
そして、足りなかった1本は、別に用意しておいたので、プレゼントしました。
僕は、自分の考えにこだわる子どもは、大好きです。
それに、間違っている答えを堂々と主張できる雰囲気は、もっと好きです。
ずっと一緒に育ってきた8人だからこそ、できるのでしょう。
最後に、モデルを描くのだって、素晴らしいアイデアだよと伝えました。
答えは一つだけど、方法は色々ある。だから、算数はおもしろい。
日本で学んだことを、少しでも活かしたいです。
↓次の日のテスト。みんな鉛筆に巻いてくれました。本当に素敵な8人です。
Kammagar!!
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