週末日記【道志キャンプ1】 | LPS

週末日記【道志キャンプ1】

2020/10/24(土)

 

朝6時過ぎに起きて、いそいそキャンプ支度。

今回は自分の希望で道志の大渡キャンプ場での1泊2日。Tみさんの新車で乗せて行ってもらうので、なるべく荷物を小さくまとめる努力するが、結局いつも通りの大荷物になる。9時すぎに迎えに来てもらう。天気はいまひとつ、曇りがち。

 

どこにもよらず、まっすぐ大渡キャンプ場に到着。国道からキャンプ場に降りる狭い道はネット情報通りに相当な急坂で、つづら折りところどころ落ち葉が..これバイクで降りるの怖いだろうなあ..今回もリッターバイクで来るoかさんの心配をする。

(国道からキャンプ場へはこんな感じの急こう配のクネクネ坂道が続く)

 

すでにKちゃんはアウトバック号で到着済、やはり急狭坂に驚いていた。Oかさんもやはり落ち葉にビビったと言いながらバイクで降りてきて無事合流。お疲れさまでした。

管理棟

料金表 計算は少々面倒 

我々は1泊大人4人(4千円)車2台(4千円)バイク1台(千円)テント場所2か所(2千円)、サイトごとの別途管理費2か所(1千円) で 合計12,000円であった。

 

けっこうでかい魚が釣れているようである。

道志川に50センチ超のニジマスがいるのだ。

 

道志川の美しい流れに癒されますなあ。

昨年の台風でこのキャンプ場も大きな被害を受け、復旧には大変なご苦労をされて営業にこぎつけたそうである。

ありがとうございます。

 

キャンプ場の名物おじいちゃんにサイト案内してもらったが、想定していた渓流目の前の、いいところであった。2サイト分とったが、川に面しての2サイト。レイアウト的には悪くはない。2台の車を両端にとめて、他のキャンパーさんとのプライバシー確保。下流側はほとんど気にならないが上流側の他サイトの方々とはけっこう近い感じ。

 

目の前の渓谷と若干の紅葉がいい感じで、俺の中では理想的なロケーション。

サイトの目の前がいきなり美しい道志川の渓流。

過去、北アルプスのテン場から近所の神社の境内や青森の幼稚園の園庭まで、さまざまな場所でキャンプしてきたが、こういう場所でのテント泊はあまり記憶がない。

後ろを見るとこんな感じ↓ではあるが、後ろを見なければいいのだ。満足。


テント3張を通路側に背を向けて並べて設営。俺のテントを真ん中にしたが、やたら小ささが目立つ。寝れればよい。

通路側はこんな感じ。全体的に「密」なキャンプになっている...

 

この方向から見ると、工事現場でキャンプしているようにも見えてしまう。重機置く場所がここらしい。


設営していて雨がパラついてきた。最初は道志川の渓流が青く澄んでいてよかったのに、だんだんバスクリンの緑色に濁ってきた。むむ...。上流で雨でも降っているのか....。

 

昼飯前には北海道出張帰りのKちゃんに貰ったサッポロクラシックで乾杯。

Kちゃん御馳走様になります。


昼飯はハラミ焼肉。管理棟で薪1束500円で買ってきて、ニセグリルを設置し、だれよりも早く焚火開始。

みなさんはバーナーで食事の支度。薪は割ってみると素直に割れるので、乾いているらしい。

コッヘルで湯をわかし、まずはパックご飯を温める。

最近のキャンプではご飯を炊いていたが、今回ヨーカドーで1パック100円だったので試してみた。

これは普通に美味しい。量もちょうどよい。(写真忘れた)

 


ハラミ肉をフライパンで焼くがニセグリルは火床から網面が離れていて、火力が弱い。肉が焦げるのを嫌って、焼肉のタレ(五頭島での残り)をどっとフライパンに入れて焼いてみたら、これがなかなか焼けない。焼肉ではなくタレ煮の肉になってしまった。

 

火が通ったようなので食べてみる、まあ普通。ひたすら160グラムほどのハラミ肉とごはんを食べる。

コンビニで野菜サラダとかスープの類を買ってこなかったのは失敗だが、まあこれはこれで。


Tさんは腕に自信のナポリタン、Kちゃんはカップ麺、Oさんはオープンサンド的なものを作り、それぞれ賞味。

 

昼飯も食ってやることがなくなったので、キャンプ場内をフラフラ散歩。

上流の橋、昨年の台風で壊れて、この先の滝見物には行けなくなってしまっている。

流れ込み部分の水は澄んでいてきれい。

 

橋を渡っていく中洲サイトは、車が入れないのだが、ギッシリとキャンパーさんたちが陣取っており、一番手前の若者グループはオシャレなサイトにして三脚立てたビデオカメラを並べ動画を撮ったりしているようである。Youtubeにアップしたりするのかな。今時な方々である。

水場前の一角に家族連れ、このサイトが長大な木製のラックを並べたりして雰囲気のあるサイトに仕上がっていた。その先にニッサンキャラバンにニーモテント、ドラム缶焚火のいかにも場慣れしている感じの男性2人。マキを大量に積んでた。その隣にはパジェロミニで来た男女2人。このサイトはだいぶ狭いらしかった。Kちゃんの車とOさんのバイクで区切られているのであまりどんなサイトなのかは伺い知れず。やはりキャンプ慣れしている感じはする。


我々サイトからさらに下流側にもかなり多くのサイトがあるがすべて埋まっているらしい。また、川と反対側の森林側も高台までサイトがあるようで、思ったよりもサイトが多い。でも、この渓谷のキャンプ場に来て、森林側サイトなど渓谷に面していないサイトで泊まるのはもったいないと思う。

 

その後やることがなくなった。Tみさんがあの急坂を上って、近くにある湧き水まで散歩して帰ってきた。

俺も真似して散歩する。在宅勤務が続き慢性的な運動不足の身に延々続く急な上り坂がキツイ。

 

国道に上がるとキャンプ場の入り口に「本日満車」とあった。

湧き水まで往復。天気が回復。国道は車やバイクがひっきりなしであった。

 

散歩も済んでやることないので、テントに入ってコットでちょっと横になる。
しかし問題があった。今回張ったOかさんから譲ってもらったテントに、最近買ったコットが入らないのである。
Tみさんの車に同乗なので、なるべく荷物を小さくという思いで、一番小さいテントを選んだのだが、Oさんはコット入れて寝てたので大丈夫だろうと思っていたのだが。Oさんのコットは俺のよりも3センチ程度短かった...。その3センチの差で入らないのである。
困った挙句、今回はOさんのと俺のコットを交換してもらったのであった。やれやれ助かった。

そのまましばらく昼寝。キャンプで昼寝は大変贅沢。

 

我々のサイトから川方向に、1段下がって川と同じ高さのホントに河原といったエリアにもテントが張れそうな場所があった。

来た時はテント禁止となっていたが、すぐに同世代の方が1人で来てテントを張っていた。

キャンプ場のおじいちゃんが今日は朝からお客さんからのサイト空き確認の電話がひっきりなしで、ここに張らせてやればいいのに、と言っていたのだが、どうやらスタッフさんと協議して、キャンパーさんを入れることにしたらしい。

 

やることないので早めに晩飯支度にとりかかる。

晩飯はキムチ鍋。豆腐以外は材料全部下ごしらえしてタッパに入れてきた。

鍋でお湯わかして、そこにキムチ鍋のもとと一緒に具材を入れて煮るだけ。

このところ西湖、五頭島、今回と、毎回鍋である。簡単で美味しい。白菜、ニンジン、エノキを投入。木綿豆腐だけ包丁を入れて適当なサイズに切って、鍋に投入。

豚肉入れて煮えたところで、大量のニラを入れてしばらく待つと、完成。

 

ちょっと薄味だったので、キムチ鍋のもとをもう1個投入したところやたら辛くなってしまったが、美味。

鍋が辛いので水飲んだが、それも妙にうまい。

 

最後に3袋入り100円のうどんを投入してシメる。晩飯は終了。今日は2本ビール持ってきたが、晩飯時にはほとんど飲まなかった。

食べ終わってから、玉子を入れ忘れたことに気が付いた。

 

だいぶ暗くなってきた。LEDランタンに加えてEPIの小型ガスランタンにも火をつけるが、やたらと暗い。

ガス噴射ノズル部分が詰まっているらしい。まあいいか。夜テント暖房用として使うことにする。

 

それにしても焚火がイマイチだ。上流側から風が流れてるようで、上流のお二人の焚火の煙にまかれやすいし、自分の焚火も煙がガンガン出る、不完全燃焼状態がずっと続き、目が痛くてかなわない。鍋をじっくり味わうという感じにならない。煙いのでどうにもならん。

今回は、試しにジャガバターをやってみたが、思いのほか成功であった。ホイルに包んで持ってきたジャガイモを、ホイルごと焚火に入れて1時間くらい。出してみたら中までホクホクと火が通ってて、大成功。けっこうオナカいっぱいだったけど、ホイルで持ってきたマーガリンを全部乗っけて、だらだらと1個食べてしまった。これは次回もやろうと思う。ベーコンも焼いてジャーマンポテト風というのもいい。


Tみさんは愛用の鉄板(ヒロシブランドか)で鶏肉を豆板醤などで丁寧に焼いてうまそうに食べていた。
Kちゃんもごはんを炊いて骨付きソーセージなどを焼きつつ、なんとウナギのかば焼きを持ってきて焼いていた。すごい。

二切れほど振舞っていただいた。美味。そうなんだよなウナギいいんだよな。じゅんいちダビッドソンがやってて俺もやりたいと思ってて、忘れてた。

 

Oかさんは煮込ハンバーグ最後にチーズ乗せてたように見えたが、煙くてあんまりちゃんと確認できなかった...

今回も赤ワインをボトルで持ってきて、ホットにして、レモンスライスとか入れて贅沢に楽しんでいるようであった。
その後皆さんがいろんな会話を楽しんでる中、ワンカップをヒヤでちんたら飲みつつ、煙をさけつづけるのであった。

焚火があまりにも安定せずすぐに消えてしまうので、薪を燃やし尽くすのに苦戦した。おかげで薪の追加しないで済んでしまった。

 

焚火終了まではどうにか上着を着ずにすんだが、片づけたら寒くなってきた。焚火にいぶされることがなくなったので、パーカージャンパーを着る。Tミさんが「マグマ」というホッカイロ強力版を3個も分けてくれたので装着。夜中熱くて参るほどであった。


ハミガキ後テントに入る。今回はいつもの水タンクを使わず、登山熱中時期に購入していたプラティパスを使ってみた。水を入れるのにちょっとコツがいるけど特に困ることはなかった。今後はこれでいくか。


Oさんのコットはちゃんと寝返りも打てて快眠である。寝袋を2重にしたが、足元など思ったほど寒くない。フリースのハンドポケットに入れたカイロ「マグマ」の熱量が最高潮になってきて、その部分はまったく寒さを感じない、むしろヤケドしそう。
天気予報で2℃と言ってたけどそこまで低温ではないのであった。