初めてオートバイを乗ったのは、高校生の時、アクセルを捻るだけで
自転車では出せない速度に感動した。
１８歳で免許をとり、自分の翼を手に入れる。
無責任な学生だった事もあり、毎日乗れるバイクが本当に楽しかった。
それと同時に、一抹の不安も覚える。
「こんな楽しいオートバイは、いつまで乗れるのだろうか？」っと。
自分の意志とは裏腹に、降りなければならなくなるだろうと。
つきあう女性に、バイクは危ないから降りてと言われるのか？
車が中心の生活になり、バイクに飽きてしまうのか？
結婚したら手放さなければいけないのか？
子供ができたら、家庭の為に降りなければいけないのか？
責任ある仕事についたらバイクには乗っていられないのか？
子供が成長すると学費や塾代で売らなければいけないのか？
などなど。
(2015年 蓼科)
そう漠然と思っていたし、実際それが理由でバイクを降りた友もいる。
昔、ベテランと言われるライダーを見てカッコイイと感じた。
齢５１になり、その領域に達した。
１８歳の自分に言ってあげたい。
「心配しなくても、ずっとバイクは乗っていてベテランのライダーに
なれている。」っと。
１８歳の自分をガッカリさせない為にも、今後も乗り続けて行きたい。
◆◆◆リカープラザ藤井◆◆◆
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